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鉄九郎の青?裸々な日常 第106号


2004年8月1日〜31日

あれもこれも準備の八月

8月1日(日)
はやいもので、八月ですなぁ。(杵屋)勝幸恵師の浴衣会。勝彦くん、勝十朗くんとともにお手伝いさせていただく。ウチのお弟子さんも出させていただく。勉強になったことであろう。

8月2日(月)
昨日は疲れた。今日はゆっくり寝させてもらった。ほんと、久しぶりにお昼近くまで寝た。で、稽古場の掃除をたっぷりして、庭掃除もちょっとやって、洗車して、郵便局行って、中本いったらメッチャならんでいた。ヴーー、蒙古タンメン食べたかったのになぁ。気をとりなおして、中板橋の大勝軒へ・・・・休みだ。グーーーー、さてどうするか? 板橋の大勝軒に行ってみる。あそこはやっていそうだ(なんの根拠もないが)。やっていた。「あそこは段取りが悪くって・・・」とお弟子のTさんが言っていたので心配していたが、なんのなんの、感じはいいし、丁寧だし、ようございました。どこよりもつけそばの量が多いような気がする。くるしーー。なんとか四時までに帰宅して、いざ稽古。

8月3日(火)
明日から一家でちょいと仙台に行くので、マサキ(=松永忠一郎)宅に猫たちを預けに行く。帰りの車で娘はちょいと泣く、淋しいのだ。いつもの儀式だ。ウン十年ぶりに「勝丸」へ行く。めっちゃ有名になったラーメン屋さん。六本木ヒルズや渋谷や地方にも支店が広がった。支那そばって感じで好きなラーメン。ここの限定のカップ麺も好きだった。近年、何度が行こうと思ってなかなか行けなかったのらぁ。

8月4日(水)  仙台
朝五時に出発した。いつも車で行くときは、なんとなく午前中に出発して夕方到着というのんびりなドライブだが、350キロは結構疲れるものである。静まり帰った時間に出発して朝食をとるまでに半分の180キロは行ってたいと思った。結果、4時間たらずで仙台の輪王寺に到着した。ここは、妻の実家の菩提寺である。お墓参りをするとホッとする。実家の菩提寺、駒込の清林寺には近いのになかなか行けないでいる。祖父母、父母のお墓参りはついつい後回しになっている。怒っていることであろう。済まないと思いながらもしばらく顔を出していない。ともあれ、妻の実家のお墓参りに来られたことは良かった。仙台に来た第一の目的は果たせた。久々に「みどり寿司」で堪能。

8月5日(木)  中山平
いつから仙台の名物は牛たんになったのであろう?ここ十数年、牛たんの店がいたるところに出来た。仙台で牛たんをまだ食べたことがない。「伊達の牛たん」でランチを食べる。すっごくおいしい。
鳴子温泉郷の中の中山平に行く。懇意にしている国分町の「すすきの」の親方の知り合いがやっている「ふきゆ荘」という温泉宿に宿泊。ちょいと硫黄が匂うが、なんとか大丈夫。真っ白なお湯。娘はうかれてずっと笑顔。「『なかやまへえ』ってかいてあるね」とはしゃいでいる。決して「なかやまだいら」と読むのだよとはおしえない親であった。のんびりさせてもらった。

8月6日(金)  仙台
今回仙台に里帰りしたのは、僕と娘が七夕を見たことがないという理由。「仙台の七夕は見ておかなくっちゃぁいけませんねぇ」と、ちょいちょい言われるのである。夕方「すすきの」から七夕のアトラクション(?)を見物。今年から趣向が変わったらしいが、なにぶん、初めて観るものでして。そのあと、いろいろ歩いて見る。よござんすね。なるほどね、こういうことなのかとわかりました。来て良かったです。

8月7日(土)  帰京
おかげさまで仙台の七夕を堪能してワーッと帰ってまいりました。いい気分転換になったです。

8月8日(日)
朝、獅童くん宅へ。獅童くん宅の月二回のお稽古を復活させました。今までも僕の替わりに鉄平にやってもらってたんですがね。僕が行った方が都合がよいので。あんまりまかせっきりも良くないし。
女優さんになりたいって人たちを教えてます。そのうち、ちゃんとお稽古場が出来るようになるらしいです。そしたら一般の方もお稽古できるでしょうな。今使ってる部屋は台本やらなんかたくさん置いてありましてね、結構楽しいですね。新撰組のとか読んじゃったりしてね。あと、スパイダーマンのものが多いですね、アハハハ。たくさんもったりすんでしょうなぁ。そんな中でお稽古してます。これはこれで楽しいなと。

8月9日(月)
「そのアクババとって」
「は?」
「あれっ、ちがったかな」
「ウクレレか?」
「ああ、そうそう」
「なんて言った?」
「アクババ」
「あははははは」
「アハハハハハ」
「お前の言い間違いはおもしろいなあ、あはははは」
「えへ、そう」
「照れるな!」
「えへへ、ウクレレっていうのかぁ」
「うん、そうそうアクババっていうのさ」
「ほんとはちがうんだね」

8月12日(木)  京都
新幹線は混んでいた。里帰りシーズンだ。京都も暑いが東京ほどではないわ。東京ってすごいな。松竹新喜劇の公演を南座でやっている。先月の新橋演舞場に続いて南座でもというこ とである。しかし、演目が違うのだ。「大阪ぎらい物語」「はなのお六」はそのままで「二階のおくさん」がなくなり「一姫二太郎三かぼちゃ」と「お祭り提灯」となっている。この公演を観ない手はない。わざわざ京都までおっかけてきた。終演後お囃子連中プラス邦さんと僕で食事会&飲み会。そういやぁ、みんなと飲んだりしたことはなかった。笑いすぎてほっぺたが痛い痛いの夜だった。

8月13日(金)  京都
「一姫二太郎三かぼちゃ」の途中から涙が出て出てしょうがなかった。泣ける芝居というのはツライ(良い意味で)。「はなのお六」は初めて正面から観た。30回黒御簾から観たからね。真っ白なお殿様がよく見えないのですよ黒御簾からだと。正面から観る真っ白な慶四郎丈に感動しました。
終演後、桂文我師匠と打ち合わせ。実は京都には、呑気に芝居見物のために来ていたのではないのです。9月4日の文我師匠の独演会に伝の会が出演するので、その打ち合わせという仕事があったのです。「川上」という料亭の二階を借りてたっぷり4時間近い打ち合わせをしました。おもしろい話もいっぱいしたし、いっぱい聞いちゃいました。いやぁ良い時間でした。その後邦さんと先斗町「丹鶴」さんへちょいとおじゃまして。

8月14日(土)
お昼すぎに帰宅。本日娘の誕生日。娘は一か月前あたりから「あと○日でたんじょうびー」と騒いでいた。誕生日がうれしい年頃である。人は何歳位から誕生日があまりうれしくないものになるのだろう?いやいや、実はいくつになってもうれしいのかも。僕はやっぱうれしいなぁ。

8月15日(日)
午前中、獅童くん宅のお稽古。来月三越劇場で「中村獅童写真展」を開催するのでテンヤワンヤの状態になっている。たのしみたのしみ。

8月16日(月)
21日に稽古場で簡単なお浚い会をする。 おさらい会というよりは、みんなでワーッとという感じ。その後の宴会がメイン的なことはあるのだが。とにかく、お弟子さんたちが集まることはうれしいことである。

8月17日(火)
てんの会(=邦寿と鉄九郎それぞれのお弟子さん達の合同おさらい会)のプログラムを毎年、鉄六が作ってくれている。いつも評判が良く、僕も楽しみにしている。ただ本人にしたら仕事の合間合間にこっそり作ったりしているわけで、なかなかの苦労なのだろう。仕事もヒマな時なら良いが、いつも忙しい時期にプログラム作成の時期が重なっているようだ。でもそれだけに、伝の会らしい、いや、てんの会らしいプログラムが出来上がっている。おさらい会のプログラムというものは、だいたい出演者に配られ、出演者から自分たちのお客様に渡されるという経路をとるが、僕も邦さんもこのプログラムをたくさんの人たちに見てもらいたいと思っている。なので、当然九月の伝の会でも配ることになる。これだけ楽しいプログラムをより多くの人たちに見てもらいたいのだ。てんの会は今年で6年目になるが、今までやってきてお弟子さんたちにとっても伝の会にとっても大きな価値のあるものになっている。というのも、このプログラムのエネルギーがあってのことだと言い切っても良いだろう。

8月18日(水)
祖母の祥月命日だ。八歳になっと娘は二歳のときに別れた祖母のことを今でもよく覚えているという。 思い出というのは大切なものだ。「人生で一番大切なものは思い出だ」と父がよく言っていた。あの時は「そんなものかなぁ」とすら思わなかったが、今は実感できる。

8月19日(木)
鉄二、鉄駒、鉄平がお昼から来て明後日の特訓をする。まだまだヘタクソだが、よくここまできたなと思うところもある。

8月20日(金)
明日の「浴衣会」の準備。稽古場を浴衣会仕様にしなければならない。片づけたり整えたり・・・。今回お料理はお弟子さんのダンナさんが担当してくれる ので随分ラク。

8月21日(土)
ゆかた会という名のチームてつくろの集まり暑い中みんな無事に揃う。「浴衣会という名だけど浴衣じゃなくていいよ」と行ってあったが、みーーんな浴衣姿だ。やる気あんなぁ。僕はまったく弾かずみんなに弾かせる。ノリ作ってかけ声して。習って間もない人からベテランまで同様に。二時間くらいで終わって宴会に。昨年は邦さんが飛び入りしたりしてベロベロになってしまったが、今回邦さんは京都にいるし、絶対来ないし、飲み過ぎることもなかろうにと思っていたが途中から記憶がない。

8月22日(日)
「二日酔いですか?」昨日出席できなかったお弟子さんがお稽古にやってきた。九時である。そりゃあちょっと具合はおかしいわな、アハハ。

8月23日(月)
おとといのことを考えると記憶がない。飲んでる途中からの記憶が・・・。まぁ、今にはじまったことではないのだが、そんなには飲んでいなかったはずである。でも記憶がないほど飲んでいるのであろう。ビールに始まってワインだ日本酒だと飲んだのでしょうな。ウチのお弟子さんたちはよく飲むなあ。飲めない方たちもいらっしゃるんですが、ワーワーしてますものね、飲む飲まない関係なく楽しい時間を過ごしていただけてうれしいですな。そのうれしさで酔ってしまうのでしょうなぁ。携帯電話をチェックしたら、マサキ(=松永忠一郎)と話たことになっている。???。ぜーんぜん記憶にない。おそるおそる電話してみると、「猫たちをいつ頃引き取りにきますか?」という電話だったらしい。「俺、ちゃんとこたえてた?」「いや、なんだかワーワーしてて、要領を得なかったですね」なんだ、難しい言い回しをするな「ベロベロだった?」「『おい、ちょっと聞けよ』みたいなコワイ感じでした」ゲゲッ。

8月24日(火)
三日かかって浴衣会仕様の稽古場を稽古場仕様にもどしました。明日から稽古なのでなんとしても今日までにはと思っていたのですがなんとか間に合った。別に対した作業があるわけじゃないのだけれども、ついでに押し入れの整理をしたりしちゃうのでね。

8月25日(水)
日芸(日本大学芸術学部の略)の原先生から「源氏店」の上演台本が届いた。10月17日の「てんの会」の二日目に芝居やるのですね。セリフ覚えられるかなぁ?

8月26日(木)
舞台を観にいく。え?と思う。こんなに見えなかったかなと。もともときつい乱視だが視力は1.0あった。今は0.4くらいかも。ピントをあわせる力もかなりおとってきた感じ。もうちょっとあってもなあと思う。なまけものなのか実力なのか?ボヤけててもそのままを受け入れることにしている。もっとカチッと観たいとは思わないものだ。子供のころならいざしらず、40数年もいろいろ観てきた。このあきらめが視力をますます低下させる原因かもしれない。

8月28日(土)
娘は誕生日プレゼントにキックボードをもらった。練習してみるみるうちにうまく乗れるようになった。まぁ、最初からうまく乗れないというのが問題なのだが・・・。

8月29日(日)
てんの会でお琴と「黒田節」を編曲してやろうと思っている。プログラムにはもう記載されているのだが、三味線の手をまだ考えていない。ということで、お琴を弾く高津さん宅へおじゃまして、なんとか曲を完成させる。

8月30日(月)
台風16号が来ている。九州四国では大変なことになっているらしい。東京も「台風がくるぞー」的な天気の一日。

8月31日(火)
伝の会本公演が来月だ。なんかピリッとしないんだよなぁ。本公演に向けてのスタートがうまくきれないでいる。ア゛ーーーっという感じ。


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