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鉄九郎の青?裸々な日常 第121号


2005年11月1日〜30日

ン年ぶりの筆記試験/浜松・名古屋・大阪・京都・藤沢・沖縄

11月1日(火)
カーナビの50音で目的地を入れていると、隣りで娘が
「今度『あおいそら』って入れてみようよ」
「あおいそら?」
「うん、そうすると空への道順が出るかもよ」
おお、メルヘンなやっちゃなぁぁぁ。

11月2日(水)
再検査の結果を聞きにいく。
娘と一緒に。
別に心細いのではないが・・・・。
中性脂肪が普通149mg/dl以下が基準値とされているのが6月21日の結果では373mg/dlあった。食事・運動などのアドバイスを受け再検査となった。ちょっとは気をつけたんだけど、アバラ折ったりして、また動かなくなっちゃってたので再検査やだなぁと思いながら10月4日再検査したのです。その結果発表が今日。203mg/dlに下っていた。!!!ピックリですよぉ。なんで下がったのだろ?先生も「中性脂肪はその時その時で随分と差があったりするんですよ」と言っている。なあんだ、良かった良かった。あとは貧血。中性脂肪と貧血がちょっとってことらしい。やっぱ歩くことですね。まず万歩計つけて、自分が一日何歩歩いているのかを知ることだと。それで、その二割増しくらいから始めてくださいと言われてきた。万歩計買わなくちゃ。ピカチューの持ってたのにどこいったんだろ?
さて、ワタシは一日に何歩歩いているのでしょうか?

11月3日(祝) 日大芸術学部の学園祭
日大芸術学部の歌舞伎・舞踊研究会の公演ですな。学園祭の中でやるわけですな。お手伝いをしてもう何年になるかなぁ?10年たつかなぁ?僕はちょっとだけ弾いて、あとは鉄駒と鉄六にやらせた。途中で帰ってきて、お弟子さんのお稽古。夜の打ち上げに再び出ていく。

11月4日(金)
しんどくて起きられない。昼からお弟子さんがきてお稽古。ギリギリに起きる。終わって21時。ああ、疲れたー。眠い眠い。

11月5日(土)
起きたら12時30分をちょいと過ぎた頃だった。良く寝たのだが、良く寝た気がしない。良く寝たのだが、良く寝た気がしないのはイヤだ。とも言ってられない。王子の北とぴあに行かねばならぬ。
娘が 「どこ行くの?」と言うので
「王子だよ」と言うと
妻が 「キツネがいっぱいいるんだよ」と言っている。
(落語「王子の狐」ですな)

帰ってくると5センチ×4センチのカラーの証明写真を撮りにいかなあかんことに気がつく。 明日、あるクイズ番組の最終予選なのだ。以前、朝日新聞に伝の会が載ったことがあって、テレビ局が声をかけてくれたのだった。事務所から、「持っていくものとか書いてありますから忘れないようにしてくださいね」と言われ、あわてて見ると、「筆記試験」と書いてある。ゲッ、ダメでしょう。筆記試験は・・・。無理無理。筆記試験はダメよぅ。絶対にダメ。面接なら大丈夫だけどなぁ。邦さんだってダメだろうなぁ。筆記試験を二人並んでやるって考えただけで、おもしろい絵だとは思うが、無理でしょう。事務所からは「しっかりやってきてくださいよ」と念を押されています。やるだけやって散ってきます。

11月6日(日) 某クイズ番組の最終予選
朝地下鉄に乗ったのだが、天王洲アイルまで電車で行くのしんどくて、小野木ちゃん(古典空間社長)に新宿あたりで拾ってくれーーーっと泣き言を行って、明治安田生命の前に行く。「具合悪いんですか?」と心配する小野木さん。いや、ただただ眠かったのです。集合場所の日本テレワークに行くと、20人ほどシーンと待っていた。ああ、この人達がみんな最終予選の人たちなんだ。グループで来てる人はいないものな、静かなはずだわな。その中に邦さんもいた。つきそいもダメなんだそうだが、言ってあったらしく小野木ちゃんも無事に同行する。いきなり机と椅子が並べられた会議室に連れていかれ、筆記試験の始まりだぁ。やっぱやるんだ筆記試験。昨日注意事項の紙初めてみたら「筆記試験」と書いてあったから、もしやと思っていたが。なーーんも勉強してないよ。130問目30分でやるんだって。しかも○×ではなく、書くのですよ、答えを。無理無理無理無理ーーーっ
1問目
「ディズニーのキャラクターで男のアヒルの名前は?」
こんなのできるよー。ドナルドダック。
やったーーーっ、なーんだ簡単じゃないかーーー。
「釣りバカ日誌でスーさんをやっている役者の名は?」
ふんっ、バカバカしい、こんな問題が続くのかぁ?・・・・
あれっ・・・・誰だっけなぁ?・・・
顔は出てるんですよ。よーく知ってます。名前もね。
・・・・あれっ・・・出てこない。
鈴木とか小林とかっていう、普通の名前でないことも知ってるよ。
名前全部で五文字ですよ・・・・あれっ?
「マトリックスの主役の役者の名は?」
・・・・あれあれっ・・・いやいや、昨日ビデオ借りてきてるし。
・・・おやっ、ファンですよ・・・・あれっ?
映画や芸能問題が一番得意なのに、こんな問題でひっかかってたんじゃダメだぞーーー。
結局思い出せないまま終了。
「邦さんっ、スーさんは?」
「三国連太郎」
「あっっ、そうだ、三国だーーー・・。マトリックスは?」
「キアヌリーブス」
「あっっっ、キアヌだーーーー。なんで出てこないんだよーーー・・・あれっ、邦さんできてるじゃん」
「バカ、その二問だけだよ、自信があるのは」
このあとプロフィールみたいのを書いて面接。面接で待ってる間に三人で諸々の打ち合わせをして時間つぶす。
楽しかったね、しかし。朝一のクイズも楽しいやね、わかんなくて、アハハハハ。
それからワタシは王子にむかいましたよ。北とぴあで、鉄駒・鉄六の本番があるのです。ちょっとでものぞいてやろうと思いましてな。なかなか楽しんでやっていたのでヨシとしましょう。

11月7日(月) アートスフィアコンサートオンマンデー
朝8時30分、事務所に到着。マネージャーの谷田部と音響機材を車に乗せる。一路、天王洲アイルのアートスフィアへ。現地で邦さんと合流。電車で来た邦さん。山手線が止まってて大変だったそうな。アートスフィアコンサートオンマンデーと銘打った催しが10月から12月の毎週行われている。本日は伝の会。ガレリアというエントランスホールで45分間心地よい音楽をということなのだそうだ。そこを通る人たち対象ということですな。座って聴く人もあれば、遠くで立って聴いてる人もありという感じです。ドーッと吹き抜けているエントランスホールだから音は遠くまで聞こえるのでしょう。音が廻ってしまう可能性大なので、あまりスピードださずに演奏しました。まぁ、いろんなとこでやりますな。二日続けて天王洲アイルに行きました。海が見えて良いですな。ボーッとしたい気分でした。

11月8日(火)
「パパぁ、アロハシャツのルーツって何かしってる?」
「着物でしょ」
「正解。じゃあヌーヌーは?」
ムームーだろ!

11月9日(水)
娘が起きない。遅刻だ。学校に送っていった。それからあわてて獅童くんの実家へ。10時開始に間に合わないぞ。「アタシ11時でしたっけ?」と弟子からメールが入る。「10時からじゃーー」と返信しながら、どうせ10時には着けないけどなと思う。師匠も弟子も遅刻して、事なきを得る(なんじゃそりゃ)。ダッシュで帰宅して自宅で稽古。

11月10日(木) 浜松
朝、ボーッとしている間に新幹線に乗って浜松へ。スタッフ二人と合流していろいろまわる。来年1/22にライヴをすることになったので、その打ち合わせ。「浜松百撰」という50年も続いている広報誌をたずねる。午後は豊田市へ行く。あちらでお手伝いしてくれる方と数か月ぶりに会う。1/21は豊田市でライヴが決定していた。ヤッターー。会場につれていってもらう。良い感じの所。スタッフも、ここなら良いだろうってな感じ。豊田市の市役所や広報誌をたずね、いろいろ相談したり手伝ってもらうにあたりの挨拶で連れ回してもらう。浜松に戻り、来年の別の仕事の打ち合わせを兼ねて、夕食。

11月11日(金) 名古屋
少々二日酔いでした。自衛隊に行きました。ジェット機見せてもらいました。初めて見たーーーーっ。ジェット機ーーーっ。かっこいいーー。子どもにかえるね。ボディの曲線がなんとも言えない。ベタベタさわっちゃった。良かったら乗ってもイイですよというので、キャッキャいいながら、乗る。すかさず、自衛隊の写真部の人がパチリと撮ってくれた。なんというサービス。「もっと時間かけてきてくださいよ。あっちの倉庫には○○があるんですよ」 ああーー、○○見たいっ!767にレーダーついてるやつ。模型で見せてもらったやつ。日本に4機しきゃないやつの4機がここにある。みたーーーい。でもお時間でした。

11月12日(土) 大阪
バリっと目をさまして大阪へ。梅田から阪神電車(初めて乗った)にのって「武庫川」へ。初めて来ました。ウチの流派の和三千津師が、来年の会のために、ちょっと来てよというのでお邪魔する。出演者の方たちが次々とやって来て、みっちり稽古。教えますよテツクロさん、笑わせながら。夜はバタンっと音を立てて寝てしまいましたな。

11月13日(日) 大阪
眠い。けっこう寝たのに眠い。昨日何人教えただろうか?今日は朝からお伺いして稽古始める。昨日来た人もいるし今日初めての人もいる。昨日来た人たちは、みんなうまくなっていた!スッゲー、練習してきたのか、昨日は実力がだせなかったのか。大したものだ。うれしくなってますます力入れて教える。今度会うときまでにどれだけ上達してるかが楽しみだなぁ。
二日間くたびれたけど、楽しかったですわ。
「テツクロさん、新幹線に乗ったらガクッと疲れて寝てしまうやろね」の言葉通り、気がついたら品川だった。あわてて降りて山手線に乗る。気がついたら東京駅「えっ?」池袋方面に乗らなかったのか!またやってしまった。ちょいちょい間違える。まぁいいや。
家帰ったら、娘が昼寝中。21時すぎに昼寝してるなーーーっ。

11月14日(月)
志の輔さんの沖縄公演に一緒にいかない?っていう話をいただいてましてね。今月の18〜20日なのですよ。19日に東京で仕事があるから、18日しかいられないのよね。でもいいのかなぁ?ってな感じだったんですが、「でもイイって」ヤッター。って、決定したのが先月。
次の問題は19日朝一番で帰京して仕事に間に合うかだったのですが、それもなん とか大丈夫だろうと見通しがたち、めでたく18日は沖縄に行けることになったのらーーーっ。楽しみだぞー、沖縄だーーい。一泊しかできないのが残念だ。
19日。仕事がかち合う日ってある。僕なんかヒマなのに、なんで重なっちゃうんだろ。19日はもうひとつあるのです。日芸(日大芸術学部)で落語会があるんですよ。日芸卒業生の。高田文夫さんでしょ、正雀さん、さん生さん、志らくさん、白鳥さん、一之輔さんたちの。出囃子、弾きたーーーい。が、しょうがない。鉄駒と鉄六にやらせるんです。
19日に三つの仕事。
くーーーーーーっっっっ。。。

11月15日(火) 
「富士さんってさぁ」
「おお」
「ひとの名前だと思ってたよ」
「ん?」
「なんとかさまとか言うじゃない。フジさんって人」
「ああ、なるほどね。今も思ってたんでしょ?」
「随分前にちがうなって気がついたよ」
「ほんとに?」
「ほんとだよ」

11月16日(水) 京都
朝六時すぎの東京駅はいつもにぎわってる。僕は新幹線で京都に行こうとしている。ここまで来る地下鉄は冷えきっていたので暖かいものが欲しくなっている。肉まんとお茶を買ってみた。さほど減ってはいないのに。ブッシュが来るというので大騒ぎになっている京都。大騒ぎはオーバーですな。それほどでもないですかね。でも、なんか、物々しい感じでした。

11月17日(木) 伝の会藤沢編 INTERPLAY
やっと実現できました。ここはお料理がとてもおいしいところなんです。秋の夜長にディナーを食べて「伝の会」というのもおもむきがあっていいですね。京都から朝早く帰ってきて、中本のラーメンで元気をつけ、湘南ライナーに乗りました。荷物が重い。コロコロ転がすバックと三味線なんですがね、なんか疲れが出てきてんでしょうなぁ、シンドイシンドイとブツブツ言いながら、藤沢に向かいます。せめて駅からは荷物を持ってもらおうと事務所の谷田部に連絡して迎えに来てもらう。「てつくろさん大丈夫ですか?お疲れの顔してますよ。今日はがんばってくださいね」と言う谷田部さん。いつも丁寧な挨拶だ。「荷物を持って差し上げようと思ってはいるのですが、アタシもこんなに荷物があって」見ると、俺が持ってやんなきゃいけないくらい荷物持っているーーーーっ。なーーーんだよーーーっ、荷物持ってもらえないのかよーーーっ。まぁ、いいや。インタープレイに行くと、邦さん来ていた。また、ここがいい感じ。沖縄のモッズをスカッとさせて感じ・・・・わかりづらいかな。なんかとにかくいい感じでね。店の人もやる気満々で。良いですな。お店の人のやる気が、お店の雰囲気を変えることはもちろんですが、音も変えるのですな。良いのです。とにかく良いのです。おかげさまでお客さまもたくさんいらしていただき、ステキなライヴができました。定期的にここでできたらと考えています。おいしいビールを飲みました。

11月18日(金) 志の輔らくごin国立劇場おきなわ
「チェックアウトですよー」という電話で目が覚めた、藤沢のホテル。ああグッスリ寝たわ。羽田にむかいます。
12時15分ANAの3番時計で待ち合わせ。はやく着いたのでプラプラしてたら、(立川)メンソーレくんから「今どちらですか?」と電話。おっ、あっち(志の輔さんご一行)も早く着いたな。志の輔さん、ゴルフ仲間のTさん、メンソーレくん。羽田に送ってきた志の春くんと志のぽんくん。

志の輔「明日帰るんだって?」
僕「ええ、ちょっと仕事あって」
志の輔「何時に?」
僕「8時5分ですね」
志の輔「ありゃあ・・・・・なのぅ(たぶん『そうなのぅ』と言った。)」
T「テツクロさんは忙しいんですよね」
僕「忙しくないですよぉ、たまたまですよぉ」
T「あ、てつくろさんのホームページ見ましたよ、お稽古もしてるんですね。僕んち近いですよ」
僕「あらっ、来てくださいよぉ」
T「師匠行きましょうよ、一万円からですってよ」
僕「師匠教えるんなら、僕から現場現場に行きますよぉ。しかし残念だなぁ、師匠はいいですねぇ、年に何度も沖縄行けて」
志の輔「以前はねぇ・・・・今は・・・・」
志の輔さんはとても声が小さい。小さいというか、聞こえない。声をださないようにシャベルので 、不機嫌なのかなぁ?と思うくらいである。そばにいてもドキドキする。

二人掛けのスーパーシートに並んで腰掛ける。窓側に志の輔さん、Tさんは志の輔さんの後ろにいる。二人で師匠を守るのだぁという気になる。とにかく志の輔さんと隣り同士で飛行機乗るなんて幸せ中の幸せで、普段は飛行機に乗った途端に寝てしまう僕が、さすがに寝る気がしない。パルコのことや三味線のことやらどうして沖縄に行くようになったかをいろいろ話ができた。
飛び立つ瞬間に師匠寝てしまう。僕も安心して眠りに。僕の方が先に起きてコーヒー飲んでたら師匠も目が覚めた。すかさず客室乗務員の○○さんが来て「なにかお飲みになりますか?」「・ー・」蚊の鳴くような声で注文をしている。いくら客室乗務員とはいえ、聞こえない。「・ーラ」コーラと判断した○○さんはすぐにコーラと風邪薬を持ってきた。あれっ?師匠風邪薬なんてたのんだかな?と思っていると、「ひどいお風邪のようなので、お薬も置いておきますね」と言って去っていった。あれっ?師匠風邪だったのかな?
志「コーラ飲むの、今年始めてかもしれない」
九「えっ、そうなんですか。いつも飲むのかと思ってました」
志「いやいや、飲みませんよ。なんか炭酸のものをねと思って、うまいなぁ」
九「乾燥してますからね、コーラおいしいですよね」
そこへ、Tさんが浪花屋の柿ピーを出す。
コーラ飲みながら柿ピー食べ始めました。たしかにおいしい柿ピー。二度ほどコーラを頼んだら、○○さんがコーラを一本持ってきて「置いておきますね」と言って置いて言った。ご自分でおつぎくださいという意味なんだろ。
志「そりゃそうだわな」
志・九「ハハハハ」
無事に沖縄に着いて、飛行機降りる時に○○さんが
「お風邪大事にしてください」と声をかけている。しばらくして師匠が
志「風邪ひいてるって思われてる」
九「やっぱひいてないんですね」
志「うん。声をあまり使いたくないからね、小声でしゃべるでしょ」
九「風邪だと思いますよ、大抵の人は。良く間違われます?」
志「よーく間違われる」
志・九「ハハハハハ」

沖縄公演を仕切ってくれている藤木勇人さん登場。(NHK朝のテレビ小説「ちゅらさん」で、沖縄料理店「ゆがふ」の店長役だった俳優さん、といえば顔が浮ぶ方も多いのでは。)
僕は初対面である。
藤「あっ、新良幸人には連絡しておきましたから」
え?なぜ、僕が幸人と友だちだって知ってるんだぁ?恐るべし藤木さんである。

一路、国立劇場おきなわへ。僕は昨年の6月に幸人と志田真木ちゃんに連れられて来ている。館の人が全てを案内してくれていた。すばらしい会館である。

開口一番はメンソーレくん。僕の三味線と師匠の太鼓。メンソーレくん、めっちゃ緊張したろうなぁ。「沖縄の出身で」と言っただけで拍手をもらっているメンソーレくん。うれしいよね。二席目、師匠です。いつものように個人差のある「笑い」を序々にひとつにしていき、「ハンドタオル」に入っていった。何度聞いてもおもしろい。特に今夜はノっている。藤木さんがシャベルというので出囃子は「安里屋ユンタ」を出囃子風にして送りだした。藤木さん踊ってくれた、やさしい人だ。三席目、師匠です。「井戸の茶碗」この「井戸の茶碗」が良かった。いや、いつも良いのですよぉ、いっつも良いのに今夜のはまた良い。紀伊国屋で談志師匠が絶賛した「抜け雀」もこんな感じなのかなぁ、と思わせる「井戸の茶碗」。客席はわいたわいた。泣いた泣いた。アンコールではメンソーレくんがいつの日か真打ちになったときに、またこの会場で同じ椅子に同じお客さまが座っていただきますようにとお願いするもんだから、また泣けてきちゃって。良い会でした。

いいなぁ、連れて来てもらって良かったなぁと思いながら、片づけしてたら「てっちゃん」と呼ばれる。へ?あ、乾杯ですな。必ず終演後楽屋でビールで乾杯するのです。そのビールうまいことうまいこと。打ち上げはスペイン料理。ホテルチェックインしたら11時すぎだった。

ホテルのラウンジで飲み、部屋に送ったら、「じゃ一杯だけ飲むか」とまた飲む。
師匠酔っぱらって同じことくりかえして聞いてくる。
「明日何時?(明日のゴルフの時間を聞く)」
「午後1時スタートですよ」
「なーんだ、そんなにゆっくりなのかぁ、ならさぁ・・・・」
いろいろ話て、みんなが「そうしましょ」と言うと
「え?明日何時なの?」
「蜘蛛駕籠」に出てくる人みたいでおかしくてゲラゲラ笑った。もったいなくて、ビデオに撮りたいなぁ、録音したいなぁ。
それより、みんなは午後だけど、僕は6時すぎに起きるんだなぁと少々不安になった。

11月19日(土) 浅草公会堂・江古田の日大
さっきまで飲んでたのにもう起きる時間。到底、自力では泊まれないような豪華な部屋なのに数時間しかいられない。立派なソファに座る間もなく出発です。7時ちょいに藤木さんが迎えに来てくれて一路那覇空港へ。飛行機の一番前に始めて乗りました。飛行機です。1Aですよ。前にあるのは飛行機の鼻の部分なんですね。いやぁ、リラックスできること出来ること。無事に羽田に着いて、一路浅草を目指します。
浅草公会堂で踊り(日本舞踊のことを言います)のお浚い会なんですね。僕らにとっては一番多い職といいますかね、地方(じかた)の仕事です。5時過ぎに終わりました。お疲れさまーーーっ。
で、まだ帰れません。江古田に向かいます。本日、日大芸術学部の中講堂で、日芸卒業の噺家による落語会があったのです。でね、出囃子をお弟子にやらせたのでね、師匠としてはドキドキですよ。無事にやったのかなぁ?と、心配です。もう終わってるんですが、なんとか顔をだそうとかけつけるのであります。
かけつけました。
打ち上げでした。高田文夫さんとさん生さん、一之輔さんがいましたね。とにかく無事に終わったという報告を聞いて、やっと僕の仕事も終わった気がしました。

11月20日(日)
昼前まで寝ました。本日稽古日。間でお弟子さんもとぎれたので二階でウトウトしました。こないだ撮ってあったトリックを観ました。夜は、久しぶりに家族と家でご飯食べました。

11月21日(月)志の輔らくご21世紀は21日 新宿明治安田生命ホール
鉄駒と鉄六を連れだって楽屋入り。今年最後の明治安田生命ホール。志の八くんと出囃子を浚う。三つくらい用意したぞ。(松元)ヒロさんに会う。一か月ぶりだぁ。
「見たよホームページ。ファンの人が教えてくれたの。僕の写真載せてくれてありがとうね」
いつもながら人の良い。俺なんかにお礼をいっちゃって。ヒロさんはここんとこ忙しい。談志師匠がとても気に入ってしまったせいもちょこっとはあるのだろうが・・・。いろんなところで、「松元ヒロ」の名を見る。伝の会にも出てもらいたいと思っているのです。
志の輔師匠登場。今日はスッゴイ人数連れてるぞ。取材だそうだ。このところ取材がメチャクチャ多い。お正月のパルコ公演の前だし、“今は志の輔師匠でしょう”って感じだもの。次々と取材の人が入れ替わり立ち替わり楽屋に入るので、僕らは挨拶できない。
ついに開演時間になっちゃった。出囃子どうしよ?
「テツクロさんから聞いてくださいよ」
いやっ、聞けないじゃーん。
とにかく開演だぁ。今日最初に舞台に上がるのは誰?
志の春くんは太鼓うってるし、志の八くんは当たりがねうってるし。
え?当たりがね途中で志の八くんが出ていったぞ。
出囃子弾き終わって楽屋に行くと、まだ取材している。
やっと終わって入っていくと、あわてて師匠着替えてる。
俺の顔見て「おおーっ」
なんか出番寸前に出囃子あれこれ言うのもイヤだし、
「『梅咲き(梅は咲いたか)』で行きますね」
と、言ってしまった。まぁ、今年最後の明治安田生命ホールだからな。気持ちよく出ていただこっと。だいたい、一緒に出囃子練習した志の八くんが舞台にあがってしまったら、違う出囃子なんか弾けないのらぁ。志の春くんビックリしちゃうよな。志の輔さん、我が家に帰って来た感じの良い舞台だわ。
いつものように舞台袖でゲラゲラ見ていたら、「チリチリチリ」と音がする。え?なんだ?やな予感・・・。チリチリチリどーやら、僕の抱えている三味線から音がしているようだ。そーっと立って鉄駒に「なんか音してるーーーっ」と三味線渡す。鉄駒は気がついたのだろう「あっ」とか言ってるーー。楽屋に戻る。ギャーー!!!カワが破けたのです。三味線のカワ。なーんにもしてないのに。出囃子二つ弾いて、抱えて笑っていただけなのに。弾いてる最中に破けたことはありますが。突然崩壊してしまったのです。「ガムテープかビニールテープ持ってこーーい」「えっ、やぶけちゃったの?」とヒロさん。しかも表のカワですよ。裏のカワが破けたってダメなのですが、まぁ、テープなんかをはって、弾くのですがね。表のカワが破けちゃったらもうダメ。弾けません。替わりの三味線は?ありませーん。
で、フト思ったのです。
・・・・・・・・(企業秘密)・・・・
・・・・・・・・・
とにかくうまくいったのです。なんとかなりました。志の輔師匠の二席目「中の舞」を無事弾き終えました、アッハッハッハーー。最後は恒例ヒロさんの音頭で手締めで終演。打ち上げでも「やっぱり見渡したところヒロさんの手締めで」という志の輔さんの言葉に「えーーーっ」と言いながらもヒロさんの音頭で手締めでした。次回は二月。

11月22日(火)
意外に早く帰宅した昨日。本日はお稽古日ですが、合間に博品館に行きました。「落語教育委員会番外編」喜多八・歌武蔵・喬太郎の3人会が本日あるのです。夢空間主催の。そこにね、チラシの折り込みに行くのですよ。12/25に喬太郎さんとライヴするので、そのチラシをね。ウチの事務所の人たちが忙しくていけないのでね、えっさえっさと行ってきました。「あれっ、テツクロさんが来たの」と夢空間の方が声かけてくれました。うれしいです。。。テーブルにその日折り込むチラシをワーッと並べて、一枚ずつ移動しにながらとって行くわけですよ。それを今夜だったら400近い数ですからね、5人くらいでやるんですよ。一時間くらいやってましたね。志の輔らくごの時は、結構折り込み手伝ったりしてるんですが、まだまだヘタクソでね。足手まといになりながら黙々とやるのです。

11月23日(祝)
休日。寝た寝た。娘が風邪ひいてるから、肉食べさせてあげようと「何が食べたい?」と聞くと 「ガツンと食べたいねぇ」と言う。よっしゃー、焼肉だーーっ(リーズナブルな店の)。その後も結構一諸に遊んで、夜、稽古。

11月24日(木) 獅童くんの実家での稽古
地下鉄で行く。午後娘が学校から帰ってきてから、娘の稽古。「藤娘」を12/11の「てんの会(=国寿・鉄九郎門下合同お浚い会)」で唄うのだが、まだちゃんと稽古してなかった。今日から毎日稽古だーーーっ。一緒にごはん食べに行き、夜、なんだかクシャミがとまらない。ハナが出てしょうがないぞ。?ひょっとしたら、娘の風邪がうつったのか?ああああ、ヤダヤダーーー。子どもの風邪は頑固な風邪だーーーっ。

11月25日(金)武蔵村山市民会館
朝、耳鼻科に行く。まだ風邪の初期だといわれる。帰ってきて昼寝したかったが、なんだかんだで出かける時間となる。邦さん乗せて、武蔵村山市民会館へ。日本舞踊のお浚い会の下ざらい。寒い。会場が寒いのだ。でっかいし、お客さんいるわけでないし。寒い寒いと言いながら弾く。

11月26日(土)
娘が突然言った。
「ひよこってほんとに黄色いの?」

11月27日(日) 武蔵村山市民会館
日曜日なので武蔵村山まで一時間ちょいで着いた。今日は暖かい日だ。紅葉だし良い天気なので行楽日和でもあるのだろう。帰りの渋滞が心配だ。踊り(日本舞踊)のお浚い会&勉強会。いろいろ弾く。邦さんのお仕事。勝彦くん、六しょーごさん、勝利くんなどが一緒。仲間との仕事は楽しいものだ。

11月28日(月)
12/11のお浚い会「てんの会」まで、あと10日くらい。お弟子さんたちは、もう大丈夫というレベルまで来たような気がする。短い期間によく出来たなぁ、と感心もする。ま、それを教えていく僕がすばらしいんだけどな、アッハッハッハーーーっっっっ!!いやいや、そんなことは、ちょこっとしか思ってませんよ。思ってるんだね、思ってる思ってる。ともかく、「お稽古事」と言ったり「芸事」と言ったりしますが、そういうものってのは良いものだなぁと、お弟子さんたちの成長ぶりを見ていると思いますね。僕が師匠なんですからね、間違いなく僕の方がウマイのです。はい、それはそう ですよね、言い切ってかまいませんな。だからね、「はやくここまで来いよ」って思いまさぁね。時間がかかるのはわかってるけどね、「待つ」しかなかったりね、しますね。

11月29日(火)
お湯割りの焼酎って、お湯を先に入れるのが正しいらしいですな。でも焼酎を先に入れるのが良いと主張する人もいますよね。僕は焼酎をあまり飲まないからわからないのですが、それは常識なのか好みなのかですね。どっちなんだろ?この話とは関係ないですが、二本目のビールからコースターが出てくる店もあります。

11月30日(水)
獅童くんの実家でのお稽古をして、我が家でも稽古しての一日でした。11月が終わります。世間では、そろそろ来年のことをいろいろと準備したり話にでたりしています。今月はいろんな場所に行かせてもらった月でした。あと一か月、はりきつて過ごそうと思っています。


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