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鉄九郎の青?裸々な日常 第131号

2006年9月1日〜30日

「志の輔らくご」ツアー出演・伝の会本公演・てんの会

9月1日(金) 志の輔らくご by PARCO Tour 2006 名古屋アートピアホール
昨日三時すぎに寝たのに九時前に目が覚めてしまった。あいにくの雨のようだ。朝食に行こうかなとも思ったがやめにして、部屋が広いので書き物をすることにした。11時にロビーに下りていくと、志の輔さんはじめ全員がそろっていた。お囃子の川島(佑介)さん、秀(望月秀幸)ちゃん、(鳳声)晴久くんと四人で、一足先に新幹線へ。名古屋のホテルにチェックイン。会場は目と鼻の先。そこに16時に入れば良い。まだ12時。はてさてどうやって時間をつぶそうかなぁ?
ゴハン食べて散歩してる間に良い時間になった。プラプラと会場に行く。昨年の12月5日に来ているので勝手がわかっている。楽屋に入るとみんな勢ぞろいしていた。(茂山)逸平さんも着たので、「狂言長屋」のリハーサルをする。ちょっと気になるところがあったので変更してもらう。
「出囃子のリハをーー」
あっ、いけねぇ、また三味線弾くこと忘れている。
あっという間に本番の時間になり終演。今夜はキャスト・スタッフ全員で打ち上げ。スタッフは後からくるので、まずは志の輔さんと我々たち8人で飲んでいる。そこへスタッフが来た声がする。
O「あ、Sさん来ましたね」
志「でかい声だねぇ。すぐわかるね」
O「あははは」
志「ほんと、Sとテツクロは声がでかいよな」
九「おっ」
志「どこにいるかが常にわかる」
九「ありがとうございます」
志「ほめてないよっっ」

9月2日(土)  
一度帰京しましてね。伝の会です。披露宴の余興で弾いてまいりました。ステキな新郎新婦でした。お客様も暖かい方たちで。グランドパレスでした。近所に日刊工業新聞のホールが以前ありましてね、邦楽やってるものたちにとっては、ちょくちょく行ったホールだったのです。ですから、グランドパレスもよく行きました。食事したりお茶のんだり、車とめたり。懐かしいホテルです。
しかし、結婚式てぇもんは、よござんすなぁ。「めでたい」って感じがなんとも言えないです。そういうとこで弾かせていただくってのは、とても好きですね。なにか、その、「勢い」みたいなものをいただける感じがありましてね。楽しかったです。

9月4日(月)  志の輔らくご by PARCO Tour 2006 大阪ドラマシティ
午後の新幹線に乗って大阪へ。川島さん、秀ちゃん、だい(鳳声晴久)ちゃんと四人で。ホテルにチェックインして、ドラマシティへ。リハーサルやって開演。今夜も満員。終演後、ちゃんこ屋さんで打ち上げ。明日は帰っちゃうからね、今夜が打ち上げ。

9月5日(火)  志の輔らくご by PARCO Tour 2006 大阪ドラマシティ
志の輔さんは、川島さんら、お囃子さんたちともすっかり仲良くなり、逸平さんは23日からフランスに一年行くという。たった四日間のツアーだったけど思い出深いツアーでした。
僕らは一足先に新大阪駅へ。プラプラしてると「テツクローー」と志の輔さんの大きな声が。そんなに大きな声を出す人だったかなぁ?ツアーが楽しかったんでしょうね。同じ新幹線だというので、ちょいと志の輔さんの所へお邪魔して飲む。でも一緒に東京までは行けないのです。お稽古のため浜松に行くのだ。のぞみに乗ったので名古屋で乗り換えなのだー。「降りるなよー」といううれしい声の中、一人寂しく名古屋のホームで皆さんをお見送り。さて、それからこだまに乗るまでの40分、寂しいの寂しくないのって・・・・・。

9月6日(水) 浜松
お稽古です。31日に志の輔らくごに行ったお弟子さんたちの興奮は冷めていませんでした。「志の輔さん、志の輔さん」と話が盛り上がること。

9月7日(木)  伝の会所沢編
朝、帰宅して、浴衣と紋付を入れ替えて所沢に来ました。所沢で初めての伝の会です。「銀座商店街お楽しみライブ」と銘打って主催が銀座商店街、協力が井筒屋町造商店というイイ感じです。会場は吉村家具さん。大きい、素晴らしい。そこに100名を越すお客様が集まり、なかなかのライヴが行われました。打ち上げでも、商工会議所の方たちといろいろお話させていただき楽しい時間でした。

9月9日(土)
稽古日。10時30分からということで、必死に9時に起きましてな。稽古場掃除しましてね。あわててごはん食べて、終わったら22時ですな。腹へってしょうがないですな。お弟子さんが持ってきたお茶菓子をほとんど食べてましたな。「てんの会(お浚い会)」が近いので、みなさん燃えてまして。いやいや、けっこうけっこう。うれしいです。一生懸命、舞台にむかってくれている、なによりです。疲れたなんて言える自分がある意味スゴイです。

弟子の前 疲れたと言える 安心感

9月10日(日)
今日もお弟子さんのお稽古はしましたが、16時から伝の会本公演のリハーサル。長唄の下ざらいですな。邦さんはもとより、今日は(杵屋)勝彦くん、(杵屋)六ショーゴさんが来て「松の翁」「外記猿」「秋の色種」「楠公」を浚う。
4曲のうち、「外記猿」「楠公」はタテ。「楠公」にいたっては初演ということで、ドキドキしています。名人のワキを数々勤めてきましたが、自分がタテをするのは初めてなのでね。
終わってから近所で一杯飲みました。飲んでる時も、長唄のことですね。うれしいですな。ある意味、みんな仕事で長唄やってるんじゃないのですな。ここを聞かせたい、こう聴いてもらいたいの一存ですな。この勢いで本公演突入ですな。僕らの長唄を多くの人に聞いてもらいたいです。

9月11日(月)
娘「多数(たすう)人格っていうのか?」
九「多重人格だよ」
娘「あっ、そうか」

9月12日(火)  松元ヒロ・ソロライブ in R's ART COURT Vol.12
ヒロさんのライヴの初日。半年に一度だから丸六年やってるのですね。今回はお弟子さんら10人と一緒に観にいきました。会場では、たくさんの知り合いにも会え、うれしいうれしい。ステージはと言えば、ヒロワールド一色ですな。当たり前ですな、ヒロさんのソロステージなのですから。頭ん中の、ある部分を強烈に刺激してくれるライヴ。やさしさ、大きさ。ヒロさんと出会えて良かった良かった。

9月13日(水)
昼間は師匠(松永鉄十郎)、六ショーゴさん、(杵屋)三七郎さんが来て下ざらい。長唄六曲やりました。明日から昼夜昼夜と四公演。一公演で三曲、昼夜で六曲ということですね。普通の「伝の会ライヴ」は邦さんと二人だけでやるもので、「伝の会本公演」という時だけ唄方を呼んで長唄をきっちりやっているのです。長唄を聴いてもらいたい。
14日15日と「伝の会本公演」をやり 、16日は邦さんと僕んとこのお弟子さんのお浚い会「てんの会」をやるというハードな三日間となります。「てんの会」は演目が33番、11時30分にはじめて19時30分くらいに終演でしょうか。邦さんも僕も、ほぼ弾きっぱなしということになります。唄方も「本公演」に出ていただく方たち。「てんの会」は入場無料、出入り自由。「本公演」やめて「てんの会」にしようなんて人もいるかも知れない。でも、どちらにしても、長唄に触れていただくのはうれしいことですな。雨じゃないといいなぁぁぁ ぁぁ。。。

9月14日(木)  伝の会本公演
ザーザー降りの中、車で日本橋へ。お江戸日本橋亭の近所でおそば食べてるうちに見る見るやんだ。ヤッターーー、お客様が来やすいぞーーーっ。三味線も弾きやすいぞーーーっ。勝彦くん、六ショーゴさん、三七郎くんの三人の唄方が本日の客演。昼の部は「松のみどり」「外記猿」「秋の色種」 。完売だったのですな、うれしいですね。やっぱりホームグラウンドって気がしますね。ここで10余年やってんですからね。ひとつのところで長くやるっていう価値観ってものを感じました。「日本橋亭で長唄」アッてるなと。落語研鑽会出演のため上京した(桂)吉坊さんも寄ってくれた、うれしかった。
昼夜の間は昼寝ですな。いろんな夢を見ました。
夜の部「末広狩」「松の翁」「楠公」 夜の部はヒロさん帰りの皆様もたくさんいらしてくれて(今日のヒロさんの公演は昼だったのですな) 。はじめての方、おなじみの方、うれしいですね。
楽屋で一杯飲んで帰ろうかと思ったのですが、つい、仲間と一杯飲んで帰ることに。ま、そのほうが健全なのかしら。どこでやってるライヴでも、その後、飲んでいると、お客様たちのの顔が浮かんできます。おつまみはいらないのですな。
最近思うことは、伝の会はどこでやらしていただいても暖かいお客様にいらしていただいています。ありがたいことです。
明日は師匠が来てくれます。これもありがたいです。
さてと、お風呂入るかな。。。。

9月15日(金)  伝の会本公演
二日目で千秋楽。四回公演無事に無事に終わりホッとしております。今夜も完売以上でございました。うれしいですね。今日は師匠の鉄十郎さんが来てくださいました。それに昨日に引き続き六ショーゴさんと三七郎さん。
最後のトークは六ショーゴさん、三七郎さんの出番無し。ちょっと申し訳ないなぁと思いつつも、師匠が話しだしちゃったらもう止まらないのです。いや、止めようと思えば止められるのですが、おもしろいのでノッて話てもらうことにしています。時々「不謹慎だ」とお客様から叱られることもあるのですけどね・・・。でもね、師匠のサービスなんですね。弟子の会に出てくれるだけでうれしいのに、「アツシ(僕)と邦さんをよろしく」と頭を下げて、最大限にお客様にサービスしてくださるのですね。よく考えたら唄うだけで十分なんですが、さらにトークしてくれるのですね。そんな師匠が大好きですね。「ギャラもらったから寿司食べてかえろっと」と言い残して帰っちゃいましたが。
無事に終演して、さて一杯飲むかと思ったら、みーんな「明日の準備だ」と言って帰ってしまいました。ヴーーーーっ、楽屋でビール飲んでおけば良かったーーーっ!!

9月16日(土)  てんの会
三日連続のお江戸日本橋亭。邦さんと僕んとこのお弟子さんたちの合同お浚い会。てんの会。八回目となりました。 それぞれにお弟子さんたちも増え、今回は32人の出演者、33演目となりました。お互いに、お弟子さんたちの上達が目に見えて、良いライバルという感じでしょうか。
唄方客演は、勝彦さん、六ショーゴさん、三七郎くんと 特別に鉄十郎師匠にも出ていただきました。伝の会とおんなじ唄方で、お弟子さんたちは弾けるのでそれだけで満足でしょう。
たくさんのお客さまに来てもらいました。ありがとうございました。まずは大きな事故がなく、無事にすんだことでホッとしています。舞台に立つ(人前で弾く)ということで、それぞれがそれぞれに上達していくのは間違いのないところ。打ち上げが一区切りしたところで帰ってきましたがまだまだ続いているのでしょう。車だから、ぜーんぜん飲めなかった。さてと、風呂入って一杯飲むか。

9月17日(日)  神戸
4時起きして神戸は三ノ宮にきました。「てんの会」の打ち上げの二次会三次会が終わり、みなさんが帰宅したころ起きたかんじでしょうなあ。お世話になってる先輩の浴衣会のお手伝いです。はりきって弾くぞー。台風近づいてるぞー。

9月18日(月)  神戸
お世話になってる松永和三千紘さんの浴衣会本番。昨夜は家元(忠五郎師)たちと飲みすぎました。あんまり寝てないのに・・・・。窓のむこうは海岸。台風はそれて良かったけど、波は荒い。でもすごく良い天気。

9月19日(火)  志の輔らくご スタジオフォー
最近の師匠は元気です。この日も楽屋入りから元気。三種類のお弁当からひとつを選ぶのもおかしい。志「この玉子焼きが捨てがたいし」と、メインのおかず(焼肉とかエビチリとか)で選ばない。
終演後、三階で打ち上げがあるのですが、まず二階で終演直後に一杯飲むのです。(寒空)はだかさん、(橘)右門さんとともにかんぱーい。僕はそこでもう、酔っ払ってしまうのでした。
「テツクロー行くぞー」の声とともに師匠は三階へ。師匠のスゴイと思うのは、お客様全員とお話されます。当たり前といえば当たり前ですが、自分から席をうつりながらみなさんとお話に行くって意外と大変なことなんだと思うのです。毎回ですが、そんな場所に立ち会えて幸せな夜でした。

9月21日(木)  志の輔らくご21世紀は21日
今夜も楽しい、そしてすっごくお得な志の輔らくごでした。打ち上げでも、もちろんご機嫌。「狂言長屋」に出演してくれている、川島(佑介)さん、ヒデ(望月秀幸)ちゃん、だい(鳳声晴久)ちゃんに通りかかってもらって、出囃子手伝ってもらいました。贅沢だったぞーーっ。ヒロさんのたどたどしい三本締めでお開きとなりました。今、ヒロさんに送ってもらって帰宅。おやすみっす。

9月22日(金)  京都〜徳島
昨夜、志の輔らくごの打ち上げのあと、五人の会(男五人で飲む会)の集いをしてヒロさんに送ってもらって帰宅したのが、午前3時。寝たのが4時で起床が6時。今朝の10時過ぎには京都に来てました。月に一度の京都のお稽古日なのれす。夕方に終わり、徳島行きのバスに乗る。なんとハードな。

9月23日(土) 徳島
(松永)和佐比路さんの浴衣会にお邪魔しています。今日は下ざらいでした。打ち上げで乾杯の直後、カツ丼を注文し、食べ始める、わがままイッパイの我が師匠、鉄十郎さん。ま、僕もいきなり天ぷらそば頼んじゃったけど。

9月24日(日)  徳島
本番当日です。なんだか14日の伝の会からずーーっといろんなことが続いてるのです。 ジャンジャン移動しているし、楽しいったらありゃしない!!無事に終わって、飲んで、ホッとする。

9月25日(月)  徳島〜横浜〜帰宅
徳島着いたときから「うどんうどん」と騒いでいた僕の願いが叶ったのが午前2時くらいではなかったかと。
今朝、5時半に起きたときには、まだ酔ってました。一便で羽田に帰ってきました。一度家に帰ってから仕事に行きたかったのですが、時間的に無理なのでそのまま向かいました。
京浜急行で「上大岡」へ。初めていくところです。お腹減ったなぁと駅をプラプラしてたら、唄方の渡辺(雅宏)さんに会う。一緒におそば食べて、コーヒー飲んで、邦さんと合流して、みんなで会場へ。
友人の七々扇左恵さんの舞踊のお浚い会のツボ合わせ(リハのリハ)なのです。さすがに眠い。会場着いてほっとしたら眠くなってきた。長唄10番くらいかな?弾きましたね。弾き始めると、腕というか手というか、疲れがドットたまってることに気がつきましたな。なにせ、昨日一昨日と15番ずつくらいはガッツリ弾いてるわけだし。左 手の指もズッシリと重い感じです。でも、ちゃんと弾きましたよ、たよたよたよ。
午後七時半、帰宅。娘が一人で留守番していたので一緒にゴハン食べ 、お風呂入ってホッとしたとこ。

9月26日(火)  伽羅(雌猫)言 その4「一日」
いるのね。今日はいるの?だんだん「一日」ってことがわかってきたのよ。アタシたちは明るい時に一度グースカ寝るじゃない。起きるとすこーし暗くなってるでしょ。あれにごまかされてたのよ。あれは「昼」が終わって「夜」がくるんでしょ。昼と夜とで「一日」なんでしょ。
今日はいるじゃない。いつも、昼間寝て起きるといなかったもの。ご主人さぁ、いろんな所行ってたの?どことか言われてもわかんないけど。でも今日はいるのね。
あんまり久しぶりなんでなに話ていいかわかんないけど。弟が言うには、ご主人がいるときって、いろんな人が来るんだって。そうなの?ほんとにそうなら、なんでアタシが知らないの?二階にいるから?そりゃそうよ。玄関でニコニコなんてしてられないもの。弟はいろんな人に頭なでてもらいたいんでしょ。そりゃ、アタシだって・・・。でも、アタシもアタシも、なんて言えないじゃない。なんかくやしいでしょ、ボーっとした弟の真似してるみたいで。
「おでしさん」って言うの?
「お弟子」って書くの?
弟の子なの?
??????
え?
どういうこと?
言葉ってわかんないわね。
ねぇ、ちょっと寒くない?
暑いのもイヤだけど寒いのもイヤだわ。
ご主人、コーヒーよく飲むのね。真っ黒じゃない。おいしくないじゃない。え、うん、ちょっと飲んだことあるわよ。前にも言ったわよ、どうせアタシの言ったことなんて覚えてないんでしょ、いいわよ、気にしないから。冷たかったわよ、コーヒーが。
寒くなってくると、ここがいいわ。床に寝てるときは暑いときよ。
腕が痛いの?
どうして?
シャミセン?
アタシはあんまり好きじゃない。
うるさいわよ。
あれやってると腕が痛くなるの?
あんなにおっきい音だすからよ。

出かけないの?
出かけると楽しいの?
雨にぬれるわよ。
今日降ってるわね。
だから寒いの?
そうじゃないのよね、クーラー?
知ってるわよクーラー。ちっちゃいのによく怒ってるじゃない。つけたとか、けせとか。クーラーでしょ。ついてるんでしょ。ついてないの?「けせ」なの?ついてないのにこんに寒いの?

明日は?
おなかすいたわ。
ここに持ってきてくださる?
ごはん食べにいくのがメンドウよ。
アタシは弟みたいにウロウロしないの。
今はね、今はしないのよ。
どこに行くの?
いればいいじゃない。
アタシはかまわないわよ。
誰かきたわよ。
わかるわよ、それくらい。
わかんないの?
どうして?
ね、どこ行くのよ。
お水もってきてくださらない。

9月27日(水)
昨日は、獅童くん宅(事務所)のお稽古に行く。今月初めて。なかなか日にちがとれなかったりしたもんだから。最近全然会っていない獅童くん。「獅童流森の石松」を10月に新橋演舞場でひと月やるのです。アタシャ11月だと思っていたのでした。ギゃーーー、いつ行く?いつ行く?ヒャーと思いながら帰宅。
自宅のお稽古の始まり。16日のてんの会(お浚い会)以来のお稽古だから、お弟子さんたち、みーんな新しい曲に入るのです。ウチはそういうシステムになってまして。さて、ここが考えところでして。このお弟子さんには今度はどんな曲が良いかなぁとしっかりと見極めたいわけでしてね。「次のステップアップのためにはこの曲です」と、ズバッと提示したいのですね。考えて考えて「じゃ、この曲です」って言ったら「その曲習いましたけど」なんて言われたらかっこわるいじゃーーん。今日も自宅の稽古だったので、曲決めの一日でした。曲決めて、弾き唄いしを録音してね、それで勉強してもらうのです。みんなうまくなーーーれ。

9月28日(木)  
二年半乗ったbBとお別れをした。今、乗り換えた方が都合が良いということで新しい車になった。このオレンジのbBは家族でお気に入りの車でよく走ってくれた。買い替えが決まった時点から、カーナビの調子がおかしくなった。テレビのチャンネルに4と6がなくなっちゃって10.8.10.8になっちゃった。もちろん簡単な操作でなおります。でも、だーれもいじってないのにそんなになっちゃうことが不思議。地図も突然消えちゃったり、400mであらわしてるのに、誰もさわんないのに100m表示になったり・・・・。
オレンジのbBの前にはグレーのbBに乗っていた。グレーからオレンジに替えると決まった時点からグレーのナビがおかしくなっていた。寿命?ナビの寿命って三年未満?bBに「じゃあな」 と言われているような・・・・。二年半ありがとうございました。
夜は、(立川)志の吉くんの落語を聴きに行く。

9月29日(金)
さてと、先週の志の輔ラジオ「土曜がいい」を留守録してあったのできこうかなと・・・。スジャータスジャーーーター・・・ポーーン。「えと、今週の水曜日でしたかねぇ、いきなりぃ、朝ぁ・・」といつものトーンの志の輔さんの声といつものハイトーンの涙子ちゃんの声がここち良く聞こえる。
そこへ電話。
「志の輔です」
ラジオのトーンよりも三回りくらいシャガレ&低い声が。
テ「あ、今、ラジオを録音したのを聞き始めたとこですよ」
志「あははは、そうなの。実はね・・・・」
と、来年一月のパルコ公演の相談事。この一ヶ月何度となく話ていたんだけど、腹が決まったらしく、前へ進めるとことにしたらしい。
受話器を持つ左の耳からは志の輔さんの声、右の耳からは安部政権の話をする、やっぱり志の輔さんの声という、ファンとしては気が違いそうになる状況で打ち合わせをし、ではではと言って電話を切った。
やっぱ、会ってもうちょっとツメよっかなぁと思い、浦和に向かう。今夜、浦和で志の輔らくごがあるのだ。
志「あらっ、どうしたの?」
テ「いやあの」
志「また、弟子が見にきてるのかぁ」
テ「違いますよ」
志「そういやぁ、着物着てゾロゾロと歩く人たちみたぞー(笑)」
テ「お顔を見にきたのです」
志「うれしいこと言っちゃって、その手には乗らないからな(笑)」
テ「で、さっきの話なんですがぁ」
志「うん、だからね・・・・・」
この切り替えがスゴイ。志の輔さんの頭の中は常にいろんなことが同時進行している。本番直前まで話をし、一瞬にして独演会モードに切り替わるのだろう。
一席目、お客さんがメッチャメッチャ湧いて湧いて、いろんな箇所で拍手くるわ、そこで笑うかよぅ的なとこでもドンドン笑っちゃうしで、こっちまでお腹かかえて笑っちゃって涙でてきちゃった。あんなに湧かしちゃうんだなぁ。
二席目、もうたまらなくて泣けてきちゃってきちゃって。無事に終演。
変わったことと言えば、僕は楽屋と舞台袖をウロウロしてるもんだから、志の輔さんのスタッフにちょくちょく間違えられる。こんなに間違えられることもないってほど。主催者側から見れば、ま、スタッフか。。。
志「じゃ、もうちょっと話そうか」
ということで、オフィスほたるいかのSさんJさんと四人で焼肉屋さんへ。
テ「今日のお客様は、はまってましたねぇ」
志「ツボに入っちゃったんだねぇ、ははは」
テ「あのジェットコースターみたいに持っていくのスゴイですよね。笑って息ができないですものね」
志「あはは、いいお客さんだったな」
テ「オチとか言えないんじゃないかって勢いでしたね。あ、前から聞こうと思ってたんですけどぉ」
志「お客のほうで、もうここで終わっていいですからって決められちゃったよな(笑)」
テ「そうそう、あははは」
志「で、なんだよ、前から聞きたかったってのは」
テ「えっ、そんなこと言いましたか?」
志「今言ったろーよ」
テ「あはは、ええ、あの、『買い物ブギ』のユアペット、あははは」
志「なんだよ」
テ「あれって、マイベットなんですよね、ははは」
志「そうだよ、NHKでもできるようにユアペット、あはは」
テ「それがね、僕ね、ははは、最初に『買い物ブギ』聞いたとき、気がつかなかったんですよ、マイペットをもじってユアペットにしてるって、あははは」
志「ははは、森の妖精だって、あんなのないっつーの、ははは」
テ「でね、二度目か三度目に聞いた帰りかなぁ、電車かなにかに乗ってるときに、あははは、マイペットをもじったのかって、はは、わかったんですよ」
志「そうだよ。マイでユアだ、ははは」
テ「それに気がついたときにね、ははは、なんて、くっだらねーやってね、はははは」
志「はははは」
テ「くっだらない、ははは、ユアペットーーっ、はははは」
志「おいっ、テツクロが久しぶりに『買い物ブギ』聞いてツボに入っちゃったらしいよ。ずーっと笑ってんだ、ははは」
S「テツクロさんめずらしいですねぇ」
テ「だって、ユアペットって、ははは、歯ブラシの一本化って、あはははは、配合っていうほうはって、ひゃははははは」
志「はははは、いいから早く肉を食えっつーの」
志「ここ、うまいな」
テ「なに食べてもおいしいですよ」
志「テグタン麺ってなんだ?」
テ「食べたことないですねぇ、冷麺の麺が入ってんのかなぁ」
志「ねぇ、お母さんっ、テグタン麺と冷麺とどっちがおすすめ?」
主「はい、そうですねぇ、カルビうどんが良く出ますけどねぇ」
テ「あは?」
志「全然違うほうに言っちゃうんだ」
テ「ひゃっはははははーー」
S「カルビうどんは辛かった」
テ「ですね、うまいですね」
J「テグタン麺も辛いよ」
S「これは甘いですよ」
テ「ちょっと口に入れた感じがね」
J「ま、たしかに」
志「くっだらねぇこと言ってんなぁ。辛いよっ、テグタン麺はっ。食べたあとから来るこの辛さったらオマエ、ヒャーー、カラっ」
S「そうですかぁ」
テ「あはっ」
志「そうだよっ」
テ「はっははははは」
志「ヒャー、カラっ」
テ「あははは、その師匠の顔っ。全国の志の輔ファンが見たいでしょうねぇ」
J「テツクロさん撮りそうですよ」
S「なんでも撮っちゃうからね」
テ「撮りません撮りません、師匠に水を。『買い物ブギ』であんなにツボに入っちゃったご婦人方がいらっしゃると『徂徠豆腐』のおかみさんもちょっと陽気な感じになりますか?」
志「うん(笑)」
テ「やっぱりそうなんだーっ。ひゃっははははー」
とにかくツボに入りまくりの夜でした。

9月30日(土)
獅童くんチのお稽古のあと、自宅で、(松永)鉄駒・鉄六の稽古。10月29日にスクイーズ☆ハジキーズ(=女性版伝の会ともいうべき鉄駒・鉄六のユニット名。三味線の奏法に「スクイ」「ハジキ」というのがありまして。)のライヴがある。今回は長唄をひとつやりなさいと言ってあり、今日はそのお稽古。唄の鉄文智さんに来てもらい「松の翁」。めずらしく、近くの居酒屋で鉄駒・鉄六を連れてのみに行く。

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