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鉄九郎の青?裸々な日常 第137号

2007年3月1日〜31日

レコーディングとライブツアー!

3月1日(木) 伝の会 ここでナイト60分 ワッハ上方亭
午前中、針の王先生のとこへ。いやいや、久しぶりです。
テ「すっかり、王先生の魔法が切れちゃっていて」
王「どしましたか?」
テ「右手が重くて」
王「痛い?」
テ「痛くはないです、重たい感じ」
僕の手の脈あたりをさする。
王「風邪ぎみね」
テ「えっ?いや、手が」
王「はい、今、治すよ」
左足首に近いところに火針です。
テ「ギャッ、いたーー」
王「はい、大丈夫ね」
テ「忘れていたーー、針に弱いってことをーー、いたいよーー」
王「はい、右手動かしてみて」
テ「いたーーい」
王「いたくないよ、わたしは、手を動かして」
テ「はい」
王「重くないですか?」
テ「重いもなにも、いたくてーー」
王「ハハ、はい、これでどうですか?」
テ「いてーーー」
王「うごく?」
テ「は、はい、うごきます」
王「うごかしてないじゃない、はい、これでは?」
テ「いたーーーっ、も、もう治りましたーーー」
王「良かったね」
テ「ヒーーー・・・・あ、ほんとに治ってる」
王「良かったです」
テ「楽になったわ」
王「さすが王センセ」
テ「あ、はい、さすが、王先生です」
※王先生の治療は痛くありません。現に「痛い」という声を患者さんから聞いたことはありません。僕が特殊なのです。
楽になった身体で新幹線へ。目覚めたときには、車内はとてもこんでいた。京都から邦さん乗ってくんのかなぁ? あれ? 乗って来ないぞ。新大阪で待ち合わせだったっけなぁ?たしか、ワッハだったかな。新大阪に邦さんもスタッフもいない。おっ、オレ一人でワッハに行くんだな。久しぶりだなぁ、どうやっていくかなぁ?せっかくだから地下鉄で行くかなぁ?
ワッハ上方に着く。誰もいない。邦さんからは「六時ちょいとすぎる」とメールが。スタッフのデンキチからは「六時くらいになります」とのメール。おいおい、大丈夫か?六時半開場で七時開演だろ?じゃ、先に曲きめとこうかなぁ? いろいろやってるうちにデンキチ登場。そうこうしてるうちに「暑い暑い」と邦さん到着。オイオイ、一人で寂しかったでないの。ぽつんとしちゃってて。「オレも走って来たんだ」よと邦さん。走ってきたとこなんか、うれしいね。さ、とにかく、開場だろ。
やけにのんびりしているデンキチ。おいおい、やる気だせよー。頼むぜ、しかし。
「大丈夫ですよ、七時半開演なんですから」
・・・・・・なにっ? by 九
??????えっ?  by 邦
七時半なの? じゃ、開場七時なの? なーーんだ、じゃ、大丈夫なんじゃない。
「そうですよ、昨日、お二人にちゃんとメールしましたよ」
あ、そうなんだ、オレが勝手に早くきて、タイヘンだタイヘンだとしてただけかい。お客様も知ってるのか、七時半って?
「当たり前でしょ、チラシに書いてありますもの。だいたい、七時半にしよって決めたのは、お二人ですよ」
ま、そうだったかな・・・さてと・・・・
てな具合にトンチンカンな伝の会ですが、支度しましてな。うめちゃんも手伝いにきてくれましてな。2/18現在で三枚しか売れていなかったチケット。何人来る? 「20人くらいは」 やったーー。3人から20人なんて、スゴーーーイ!!! と思える。
伝の会大喜び。なんと、呑気な二人であろーか。いいのいいいの、ここは、やりたくてしょうがない場所なんだから。来てくださったお客様と楽しむぞーーー。
いやいや、良いライヴでしたよ。弾いてると気持ちが良いのです。この「ワッハ上方亭」ってのは。いろんな曲弾きたくなるところです。またやります。来てくださった方、ありがとうございました。来ようとしてくださった方々、ありがとうございます。無事終了いたしました。

3月2日(金) 京都
とっくに邦さんは帰ってしまっただろう午前11時。あたしゃ、大阪をあとにして、京都へ。月に一度のお稽古日なのです。お弟子さん待ってるそうだから急がないと。。。今日も暖かいなぁ、コートはいらないなぁ。京都駅からタクシーに乗る。
運「風邪ですか?花粉ですか?」
テ「あ、マスク?うーん、予防かな」
運「私は花粉症でしてねぇ」
テ「ああ、今年はツライでしょ」
運「そうなんですよぉ、目が真っ赤になっちゃうんですよ、痒くてねぇ」
テ「タイヘンですなぁ」
運「マスクできないでしょ」
テ「え?どうしてですか?」
運「だって、病気だと思われるでしょう」
テ「ああ、そうか、運転手さんがマスクってしてないわな」
運「そうなんですよぉ、つらいですよぉ」
テ「タイヘンだーね」
運「目が真っ赤になるんですよぉ」
テ「はいはい」
運「目のまわりが真っ赤にね」
テ「・・・ええ」
運「ダメでしょ」
テ「・・・は、なにが?」
運「酒飲んでるように思われるでしょ」
テ「・・・ああ、あ、なるほどね。運転手さんがね、目の周り赤いとね」
運「そうなんですよ、ですからね、お客さんの顔みないようにするんですよ」
テ「感じ悪くとられませんか?」
運「そうなんですよぉ、それで、会社に『感じ悪かった』と電話いれられちゃうでしょ」
テ「そんなことあるんですか?」
運「いや、今まではないですよ、でも、今、ちょっとのことで電話入れられちゃうから」
テ「ご苦労がありますね」
運「道だってね、確認してから行くってことになったんですよ」
テ「え?どういうことですか?」
運「どこどこへ行ってくれって言われるでしょ。その行き方を確認するようになったんですよ」
テ「ああ、どの道通っていくかってことですか?」
運「そうそう」
テ「ははぁ、そういやぁ、最近聞かれるなぁ、僕はよくわかんないから、お任せしますっていいます よ」
運「そう言ってくださるのが一番良いのですよ」
テ「いろんなことがあるのですねぇ」
運「そうなんですよ」
テ「あ、その先で結構ですよ」
運「はいはい、ありがとうございます」
テ「どうもありがとう」
運「あ、また、よろしく」
テ「はい、花粉が終わった頃に」
運「いやぁ、花粉はまいるわ。でね、お客さん・・」
テ「あ、もう降りますから」
運「そうでしたね、いってらっしゃい」
テ「はい」
運「帰ってきたんじゃないですよね、東京の人だものね、いってらっしゃいだ」
テ「はい」
運「そいじゃ、忘れ物のないように」
テ「え、とっくに降りる支度できてますから、おつりください」
運「ははははは、おもしろいお方だ」
いやいや、アンタがおもしろいんだよ。

3月3日(土)
娘「ねぇパパぁ」
九「ん?」
娘「チョードーケンって日本に何匹いると思う?」
九「聴導犬?・・・うーーん、1000頭」
娘「ブー。12匹」
九「え?そんなに少ないの?」
娘「うん」
九「んな、バカなぁ、もっといるでしょ」
娘「ホントだよ」
九「へぇ・・・・えっ?チョードーケンって何?」
娘「何言ってんのよぉ、聴導犬だよ」
九「あ、盲導犬とは違うのか」
娘「違うでしょぉ、聴導犬なんだもの。聴くことを導く犬だよぉ」
九「あ、耳が聞こえない人のためか」
娘「そりゃそうでしょ、聞こえる人のためにいてどうすんのさぁ」
九「あ、そっか」
娘「それでね、その犬が、学校に来たんだよ」
九「へぇ」
娘「しかも二匹」
九「ふーん」
娘「驚かないねぇ、よく考えてみてよ。日本で12匹しかいない聴導犬のうち、二匹だよ」
九「あ、そういわれりゃスゴイなぁ」
娘「もぉ、しっかりしてよ。『ナント、二匹も』なんだから」
九「なんだよ、そのキャッチフレーズは」

3月4日(日) 伽羅(雌猫)言 8
「あらっ、珍しくない?
なにがって、ご主人が家にいるってこと。
どうしたの?
いっつもいないじゃない。オーサカってとこにはいかないの?
え? 行ってきたの?
今日は暖かいわね。
暖かすぎてボーッとしちゃうわよ。
コーヒーお飲みになるの?
そうでしょ。コーヒー作りに来たんでしょ。
そうに決まってるわ。
だってそれ以外に二階に上がってこないじゃない。
お弟子さんは?
今、空いてるの?
じゃ、ちょっと撫でて行きなさいよ。
アタシから行こうか?
でもね、今、いい感じにマンションにつかまってるのよ。
腕が伸びる感じがイイのよ。
わかるでしょ?
コーヒー作らないの?
ご主人はミルク入れないのよね。
だからアタシの出番は無しね。
(※伽羅はスジャータが好きなのだ)
今日はずーっといるの?
撫でていいわよ。
でも、手ははずさないわよ。
この姿勢が気持ちいいんだから。
ねー、まさか下に行かないわよね。
こんなに話してんのに、素通りはしないでしょ。
お弟子さん、まだ来ないわよ。
アタシが言うんだから間違いないわよ。
コーヒー飲んでいきなね。
あらっ、『いきなね』って、オカミさんみたいね。
暖かいわ。
眠くて眠くて。
宇太は下に行ってたりするんでしょ。
人が好きだからね。
アタシだって好きだけどさ。
玄関で人が来るの待ってるなんて、おかしくない?
猫?
猫ってそんな感じの物?
宇太が玄関でお弟子さん待っててさ、お弟子さんが入ってくると、『わっ、また大きくなってる』とか言われてるじゃない。
ええ、聞こえるわよ、二階にいたって。
でさ、喜んでるのよアイツ。
おかしくない?
猫?
『ツチノコ』とか言われてるじゃない。
猫?
ね、ね、コーヒー飲んでらっしゃいよ。
呼び込み?
猫?
ま、いいけどさ。
まだ、お稽古あるの?
がんばるわね。
三味線の音って嫌いじゃないわよ。
でもね、そばでは聞きたくないの。
わかるでしょ?
わかんないの?
どして?
猫?
今の『猫?』は関係ないわね。
なんか、発音がおもしろいのよね。
猫?
アハハハ。
遠くで聞いてる分にはいいのよ。
そうなの。
猫。
アハハ、『?』無しよ。
ね、ね、ちょっと、ご主人ーーっ。
下に行かないでよ。
どうしても行くの。
コーヒーは。
ね、ね、ごしゅじーん。
・・・・・・・・
猫?
・・・・・・
キャハ」

3月5日(月)
昨日今日とお稽古日。あ、今日は夕方からお稽古日を中止にして、打ち合わせに行ったんだ。4/13の「べらぶら(柳家喬太郎VS伝の会べらぼうにぶらぼう)」の舞台の打ち合わせ。舞台監督とね。セットとか段取りとかね。楽しい会になるぞーーっ。

3月6日(火)
3日に帰宅してから、稽古日と打ち合わせの日々が続いております。ちょいと一息って感じの日々です。お弟子さん相手におしゃべりして、ライヴの打ち合わせでいろんな方とお会いし、邦さんとアイデアを出し、構成を考える。楽しい作業だったりします。
娘が風邪ひいて学校休んでましてね、よく食べて呑気にしているのです。なんか、元気に休んでるっちゅう感じです。・・・・・それでいいのか?
「木賊刈(とくさがり)」を覚えなければなりませぬ。25日の師匠の会で、師匠の出し物として演奏するというのです。ボク、「木賊刈」弾いたことない・・・キッパリ。覚えなきゃ、今のうちに、覚えなきゃ。前弾きは、イヤっというくらい聴いているの曲です。落語好きのアナタなら・・・しかも立 川流好きの。・・・・・・・・談志さんの出囃子ですな。ここへ来て「木賊刈」かぁ。縁ですなぁ。一生前弾きだけ聴く曲だった曲を弾くのかぁ(めんどい言い方)。縁を感じますなぁ。・・・・・しみじみ。
いやいや、しみじみしている場合ではないのです。覚えなきゃ、浚わなきゃ。明日はお稽古日。その合間に浚わなきゃ。関内ホールのライヴ(9日)のための荷物も発送しなきゃ。京都ライヴ(29日)のための、歌詞の添削もしなきゃ。あ、29日の京都、30日の静岡のライヴは、長唄入るのです。勝彦くんに同行してもらって、一曲やりますのだ。楽しみなのだ。うれしいのだ。うれしがってる場合でないぞ。チケット売らなきゃ。ま、そんなこんなの今日この頃です。

3月7日(水)
朝、今日は学校行けよ、と娘を起こすが、頭が痛いと言う。熱はかってみると34度。えっ? なぁに、34度ってなによっ。何度測っても34度くらい。熱、なさすぎだろぉ。ヤバイじゃん。壊れてんじゃないのと僕も測るが34度。なんじゃそりゃ。カミサンが測ったら36度ある。どないなってんのや!!とにかく、なんだかんだで娘は、もう一日学校休んだ。幸せそうに寝てしまった。
僕は稽古日。11時からお弟子さんが続き、午後七時終了。早めに終わったが、なんだか今日は中身が濃かったのかなぁ、クッタクタ。
二階に上がっていくと、娘が肉を食べたがってると言う。ほんまに、娘は肉食やなぁ・・。ホットプレートで肩ロースの薄切りを焼き、ジャンジャン食べる。
テ「明日、学校行くんだぞ」
娘「行くさーーっ!!」
メッチャ元気やん。

3月8日(木)
地下鉄に乗って、腕時計を見たら、ヘンな時間になっている。あれっ? ちゃんとあわせる。鉄六のお稽古場に行く。考えてみれば、お弟子さんのお稽古場に行くのは初めてのこと。うれしいことですな。25日の師匠の会(鉄十郎「親遊会」三越劇場)に、鉄六のお弟子さんが出てくれるので、その稽古のため。しっかりしたお弟子さんで、「梅の栄」の唄をきっちりお唄いになる。たのもしいお弟子さんがいて良い良い。
終了後、横浜のにぎわい座に向かう。
志の輔「どうした?」
テツクロ「師匠の顔を見ようと思いまして」
志「どこにいたんだ。とおりかかったのか?」
テ「浦安から、フラッと」
志「どんなコースだ(笑)」
正雀さんと笑志さんがゲスト。開口一番があって、志の輔さん、いつものように二席。今夜はお得ですな。さぞかし、遅くなるなと思って見ていると、終演は僕の時計で9時前。えっ、そんなもんなんだ。打ち上げはいつものようにお好み焼き屋さん。カメラマンの橘蓮ニさんと、ざぶとん亭さんと三人でテーブルを囲む。志の輔チルドレン40代三人。
蓮ニさんの焼き方のうまいことうまいこと。ざぶとん亭さんと僕は、出来るまで待ってて、「はい、いいですよ」の声と同時に食べ始める。
志の輔さんもテーブルに来る。
志「うまい」
テ「おいしいんですよ」
志「三人で共同で焼いてるの?」
ざ「いやいや、蓮ニさんが全部やってくれてまして」
テ「かっぱり、センスがいいんですよね、写真と同じなんですよね」
志「蓮ニくん、テツクロにだまされるなよ。しかし、これうまいねぇ」
ざ「こないだNHKに昇太さんが出た番組で、師匠との旅行のビデオ見ましたよ、おもしろかったですねぇ」
志「ふふ」
テ「僕も見ました見ました。ね、あれ、師匠、添乗員さんみたいでしたね」
志(ギロッ)
ざ「あはっ、僕は現地の人かと思った」
テ「ざぶとん亭さん、今、『添乗員』って言ったら、師匠ににらまれましたよ、そこへ『現地の人』はないでしょう」
ざ「かぶせちゃったね」
志「ふっ」
蓮「どうぞ」
テ「海鮮もんじゃ」
志「んまい」
テ「今年は昇太さんと行くのでしょ?」
志「うん、いけるかなぁ?」
蓮「楽しいでしょうね」
志「スケジュールが合わないんだよなぁ。それに、もう海外じゃなくてさ、国内でね、まだまだ面白いとこがあるよね」
ざ「そうですよね」
志「そういうとこに行って、話できることがあったら良いな」
テ「いつでも声かけてくださいね」
志(ギロッ)
ざ「いま、にらんだのわかった」
志「いろんな方に出てもらうだろ。みんな言うのは、良いお客様ですねぇって。ここのお客様はほんとに良いよなぁ」
ざ「そうですよねぇ。にぎわい座の師匠のお客様ってね」
蓮「ほんとに良いお客様ですよ」
テ「それもこれも、師匠のお客様ですからね。師匠がそういうお客様を育てたんですよ。師匠がスゴイ」
志「テツクロにだまされるなよぉ。もう、最近『テツクロにだまされるなよ』が合言葉になってる(笑)」
テ「いやいや、事実ですから」
志「ったく。酔っ払っちゃったよぉ。ほんとにテツクロがいると酔う。自分はあんまり飲まないくせに」
楽しみだなぁぁぁ。みんながザワザワし始めた。終電がどうとかと言っている。ということで、今夜はお開きに。
志「どうもありがとうございました」
パチパチパチ
志「あの、時間もアレですから、もう行ってくださいよ、みなさん」
腕時計を見る、えっ、まだ全然大丈夫じゃない。11時をまわったとこだぞ。ん?
・・・・え?
ぼ、ぼくの時計、一時間狂ってるの? え?
・・・・・あっ?
腕時計狂ってと思って、地下鉄の中でちゃんと合わせたつもりが、一時間遅く合わせちゃったんだーーーっ!!
いそげーーっ!!終電にーーーーっ!!

3月9日(金) 伝の会 関内ホール
昨日の桜木町より、ひとつ先の関内へ。今日、伝の会を呼んでくださったのは、「横浜芸術劇場建設推進の会」。古典芸能の大先輩たちが名を連ねています。受付をしてくださる方もアナウンスをしてくださる方も、みーんな、お師匠さん。暖かい皆さんです。一番の若造が舞台に出るという感じです。考えて見れば、ホールで二時間、伝の会だけでやるのって、久しぶりだなぁ。「甚五郎泣三味線」をやる。この演目も久しぶり。滅多にやらない。やれない。良いお客様でした。楽しく出来ました。

3月10日(土) 浜松
浜松のお弟子さんたちと、豊橋へ。日舞見学ですな。素晴らしかった素晴らしかったと皆さん大喜び。浜松に戻って、いつものように美笠で酒盛り。ちょいと飲みすぎで、帰りの新幹線の中で気持ち悪くなった。

3月11日(日) 浜松
昨日の土曜日、また誰か電車内で電話かけはじめるかなと思っていた。(2月27日の日記にて電車内で携帯電話をかけるオジサマ達を観察)オロナミンCの空き瓶が転がってきた。向こう側に立っていた男の人の足に当たる。すっと足をあげる、オロナミンCは転がり続けた。ドアにぶつかった音がした。反対のドアにスーツケースと共に立っている女の子、次の駅で降りるのだろう、窓の外を見ている。彼女がオロナミンCの音にビクッとして振り向く。オロナミンCを見つけると、取りに行く、ちょうど駅に着いたとこ。重そうなスーツケースと共にオロナミンCの空き瓶をもってホームに降りる。目の前の階段をよいしょとのぼっていった。
高校生か大学生かなぁ。
見事だった。
輝いて見えた。

3月13日(火)
昨日今日とお稽古日でした。今日は終わりました。早いぞ。最近、お弟子さんががんばってくれるので、お稽古にも熱が入りますな。そして、シャベリも長くなりますな。さてと、お腹すいたわ。
今日は姿を見せなかった猫の宇太と伽羅。日がな一日、寝ていたそうな。二階に上がって行ったら、仲良くマンションにいた。

3月14日(水) レコーディング
あっはっはっは。 ついに、三枚目のCDの録音する日が来たのだ。あっはっは。何年振りだ?「第ニ幕 点心」が出てから八年は経っているぞ。20世紀だ。うむ、21世紀初のCDなのだ。なんでこんなに作らなかったのだ?毎年作るつもりでいたのに・・・。 誰が悪いのだ? ・・・・・伝の会か。俺たちの腰の重さが八年もの月日を流してしまったのね。
ま、とにかく、録音することになったのだから、現場にむかえ。12日13日の自宅の稽古で、右手がドンヨリしてますが、まずは小田急電車に。伊勢原まで行くのだ。ここは、ひとつ、景気よく、途中までロマンスカーで行こうじゃないかということになり、ニコニコ乗る。コーヒーなんぞ飲んでいるうちに、本厚木に来て乗り換え。伊勢原駅で降り、タクシーで伊勢原市民文化会館へ。ここの大ホールで録音するのだ。
そうなのです。伝の会のCDは、みな、ホール録音なのです。 スタジオではない。スタジオで、録音したことない。ああ、あこがれのスタジオ・・・いや、そういうことじゃないのだけど。考えてみれば、録音のために大ホールを借り切りことの贅沢さよ。で、イッセーノォセッ、で録る。・・・・・・そうなのです。お客さんのいないライヴ録音なのですね。いわゆる、一発録り。しかも、リハーサルは一度(2月19日の日記)。本日はニ曲、タブラ奏者の吉見征樹さんに手伝ってもらう曲。囃子の川島佑介さんに手伝ってもらう曲。がんばって録音するのだーーーっ。

3月15日(木) レコーディング
二日目にして最終日。午前中に三味線だけの曲を二曲録る。最後は和太鼓のAjoに手伝ったもらう曲。二日間で、無事に録音し終わって、帰ってまいりました。とにかく、録るものは録ったという感じ。編集が楽しみ。どんな感じになるのかなぁ。そんな思いを胸に、明日は山形にいくのら。

3月16日(金) 山形
明日ライヴのため、山形にきた。いま、雪振り出した。僕にとって今年初の雪。

3月17日(土) 伝の会 山形
昨夜は社長(古典空間の)と邦さんと僕と、久しぶりに三人で飲んだ。したがって、ちょいと飲みすぎた。けれど、朝は八時すぎに起き、ホテルの14階の大浴場でのんびりし、朝食に・・・・・。ゲッ、朝食九時までだ。がっくり。久しぶりに朝食とやらを食べようと思ったのにぃ。
そして、もうひとつ、昨日から忘れていたことを思い出した。美容院。髪を切りたいのである。昨夜、美容院に行こうと思っていたことを思い出した。
山形テレサへ。楽屋入りすると、担当してくれているKさんに「髪切りたいのです、リハーサル終わったら本番までの間に」この、迷惑な申し出にもKさん「すぐ、探します」なんと頼もしい。リハーサルが11時30分に終わる。するとKさん「美容院予約いれてあります。これが地図です。外にきてください。原動付自転車を用意してあります」なんと手回しのいいこと。原動付自転車というものに初めて乗った。なんと心地よいことか。まっすぐ行って、一回曲がると美容院に着くという簡単な道。雪が降ってきた。気持ちいいねぇ。スイスーイと美容院へ。
もうそろそろ終わりというころに、山形テレサからお迎えが。「さっぱりしましたね、さ、どうぞ車に乗ってください」えっ? 自転車は?「明日取りに参りますので。これから、おそば屋さんに行きます。まだ時間大丈夫ですから。鉄九郎さんが召し上がりたいとおっしゃってくれたし、私たちも山形のおそば食べて行ってもらいたいので」
もう、こうなると感激である。そんな段取りまで。おそば屋さんの前まで送ってくれ「では、いってらっしゃいませ」は、はい。おそば屋さんに入ると、予約席に連れていかれた。ちゃんと予約もしてあるのか。なかなか、おいしいおそばを食べ、外に出ると、山形テレサの車が。
このように、至れり尽くせりの状態の中、本番を迎えたのであります。満員のお客様。今日も「甚五郎泣三味線」やっちゃった。終演後、懇親会というものをロビーで、つまり質疑応答なんですけど。見てくれた学生の人たちが20人くらい。普通のお客様も結構いらっしゃる。楽しかった。こんなのも良いなぁ。
帰りの新幹線に乗ったら、窓から山形テレサが見える。よく見ると、三階あたりの大きな窓のとこに人影が。Kさんが、手を振っているのがわかる。どこまで、大した人なんだKさん。こっちが新幹線の中から手を振ったって、あっちからは見えないだろう。こちらからはよーくシルエットが見える。それでも、一生懸命振ってくれている。
テ「こりゃあ、感激だわな」
社「そうですよ。お師匠さんは特に、美容院の段取りまでしてもらったんですから」
テ「お礼状書こうっと」
社「お願いしますよ」
テ「しかし、気の利く人だなぁ、まだ手を振ってるよ」
邦「『てつくろー、わがままもいい加減にしろよー』って」
あははははは。
3月18日(日) 名取式&志の輔らくご
我が流派の名取式です。それぞれの師匠のもとでお名前をいただいた方たちの、お祝いの式典。家元と取り立て師匠と新名取で杯を酌み交わしたりですね、するのです。僕のとこからも一人出席です。あわせて、家元宅の新築祝い。今日は黒紋付に紋付の羽織で行かねばなりません。仕事のように、「現場行って着替える」っていう感じではないのです。だから一日、このカッコ。長崎・徳島・神戸からもいらしている。ご無沙汰しているお師匠さんやら、いっつも会ってるお師匠さんやら、和やかに儀式は進みます。無事に終了したとこで、今度は新築祝い。やんややんやのとこで、スタジオフォー(志の輔らくご)に行っている鉄六から電話。
「師匠、一人で10分くらいつないでくれと言われたのです」どうやら、志の輔さんに「なんかやって」と言われたらしい。
うーーん、一人ではなぁ・・・・・。
ちょうど、一区切りついたので、「では」と家元宅を失礼する。
スタジオフォー到着。着物はすでに着てるから、三味線さえつなげば(※三味線は通常持ち運びの際は分解した状態です。それを使用前に組み立てて使うのです。)スッと舞台にでられまっせ。「では」と、鉄六と舞台へ。なんとか終了。
今日の、志の輔らくごは13時と16時の二回公演。16時の会が始まるくらいの時に、やっと志の輔さんと話ができた。
志「名取式?」
テ「ええ、お名前いただいた方が家元宅に集まって、お祝いするのです」
志「ほほぉ、え?鉄六さんも名取なの?」
テ「そうですよ」
志「あっ、鉄九郎は上納金を取る側に行ったってことか(笑)」
テ「違うでしょーが」
今回は、桂三木男さんがいらしている、22歳。若い。三木男さんの高座を楽屋で志の輔さんと二人でジッと聞く。こういうのうれしいですね。ポツリポツリと感想を言ったりするのですが、それが、自分の感想とあっていたり、へーっと思ったり。とにかく役に立つ。今までも随分と勉強させてもらっている。
また、僕らも高座に上がることになり、なんとか勤める。考えて見ると、鉄六と二人でやるのって、今日が始めて。そりゃそうだ。あたしには、邦さんという立派な相方がいるのだから・・・。ま、弟子とやるっていうのもたまにはいいか。しかし、良い経験をさせてくれるなぁ、志の輔さんは。僕の中で、また世界が広がった。

3月19日(月) 温知会
弥十郎師と家元の「紀州道成寺」のワキ三味線弾いてきました。

3月20日(火)  伽羅(雌猫)言 9 ンマイ
まぶしいわよ。
電気消してくださらない?
ご飯食べてんの?
テレビみながら。
忙しそうね?
「ナガウタエンソウカイ」ってなに?
聞いたのよ、誰かが言ってたもの。
昨日はナガウタエンソウカイだったのでしょ?
ごはんおいしい?
宇太が食べすぎよ。
「ねーちゃん先に食べていいよ」なんて言ってさ、
「あら、やさしいわね」なんて思って食べ終わるとさ、
アイツったら、その後ずーっと食べてんのよ。
なにさ、結局、自分一人でゆっくり食べたいだけじゃん。
朝になると寝てるとこに行くでしょ。
起こしに行ってるんじゃないのよ、ごはんが欲しいだけ。
「朝ゴハン朝ゴハーン」なんて歌いながら降りていくわよ。
だまされちゃだめよ。
メシ食いたいだけよ。
あらっ、「メシ」だなんて、下品よね。
「餌」ってのはどうかなぁ?
「おエサ」ってのもね、アハハ。
ンマイ?
今の言い方、ンマイ?
そう言うんでしょ?
やぁだ、言ってるわよ、ご主人。
「ンマイ」って。
「うまい」じゃないんでしょ。
なんなの?
「こだわり」っていうやつ?
アハハハ。
ハンバーグっていうんでしょ?
今食べてるやつ。
ちっちゃいの(我が娘)が好きよね。
ご主人も好きなんでしょ?
知ってるわよぉ。
今日は「オケーコビ」だったんでしょ?
アタシは顔ださなかったわ。
だって、二階もたくさんお客さん来たんだもの。
アタシ見て、キャッキャ言ってるわよ、お客さん。
アハハハ。
宇太も顔出さなかったでしょ。
なんでだろ?
最近寝てばっかね。
どっか具合でも・・・・・・きっと食べすぎね。
猫じゃないもの。
「ツチノコ」って言ったっけ?
どんなんだか知らないけど、かわいい言葉ね。
「ツチネコ」ってのはどお?
アハハハハハハ、ンマイ?
ねぇ、ねったら、ンマイ?
でしょでしょ?
食べ終わったの?
ヒザに乗ってあげよっか?
いいわよ。別に寒いってわけじゃないけど。
一日「オシャミセン」弾いてたんでしょ。
笑い声とかよく聞こえるけど。
おしゃべり好きよね、ご主人。
あたしみたい。
フフ、ヒザ、乗ってあげよっか?
顔のマッサージしてくださらない?
目の下あたり。
ね・・・どこ行くの?
下に行くの?
どこ行くのよ。
目の下?
アハハハハ、わかった?
今のシャレ。
アハハハハハ
ンマイわよね、ね、ねったら。
ンマイ?ンマイ?

3月21日(祝) 志の輔らくご21世紀は21日 新宿明治安田生命ホール
お彼岸で休日の今日。普段なら昼公演なのに、今日は夜公演。志の輔さん、昨日は旭川にいたからなのかな。とにかく、関わってる僕としては、何度も確かめました。「夜なんですね?」「昼でないんですね?」山手線で三遊亭王楽さんにバッタリ会う。この、三年余り、毎月顔をあわせてはいるがお話をしたことがない。池袋から新宿までのわずかな時間に話の花が咲きました。
鉄駒と鉄六の稽古をカラオケボックスでする。お稽古の時間が取れず、急遽、志の輔らくごの楽屋入りの前のわずかな時間にとなった。
楽屋入り。鼻声の(松元)ヒロさん。志の輔さんが来る前に談志さんか登場。えっ?誰も聞いてない。突然いらっしゃったのら。パルコ以来のこと。わずか二ヶ月後。「談志師匠は奇数月に現れる」と、その後言われるようになる(だれに?)。
二席目に志の輔さんが「山崎屋」を始めたので、ビックリ。談志さんで、CDも含めるとイヤというほど聴いてる演目。もっと言えば新幹線乗るたびに聴いてまっせ。志の輔さんの「山崎屋」初めて聞きました。お囃子弾く席からたてなくなっちゃって、ずっとそこで聴いてた。「よかちょろ」と「山崎屋」をくっつけた談志さん。それを志の輔さんはどうやるのかしらん?オチはどうすんのかしらん。仕込みもせずに。なんか、こう書くと通ぶってるけど、そういうことじゃないのです、わくわくして聴いてたのです。で、志の輔さん、今夜、談志さんが来たから、「山崎屋」にしたの?でも、そんなすぐにパッとできる演目じゃないんじゃないのかしらん(すっごく失礼)。そんなこともチラッと思いながら袖で聴いてました。(ま、僕のことだから、打ち上げに行く間に、回答はもらいましたが)最後は談志さんも高座に上がり、師弟のお話。ジーンと来たところで幕。引き際がきれい、談志さん。それに付き合う志の輔さんもステキ。
打ち上げ。最近、志の輔さんの近くに座ってなかった僕ですが、今夜は隣に。イヤっというほどコアな質問をする。最近、なんでも自分が疑問に思えること聞けるようになった。打ち上げ終わり、ヒロさんと池袋で右と左に別れる。東武と西武なのだ。来月は、僕、いない。金毘羅に行ってるから。したがってヒロさんとも会えない。寂しい。

3月22日(木) 浜松
昨夜は電車で帰ってきた。21日の志の輔らくごの帰りは大抵タクシーで帰る時間になる。最終近い電車で帰宅すると妻が「はやいわね」。芸人の妻である。
今朝、娘が学校行き掛けに「パパ、アタシが帰ってくるときにいる?」
「いや、帰りは遅いな」
「良かった。あゆみ(通知表)がなぁ、よく手は上げてるんだけど」
そっか、今日は終業式だったな。
ぼくは、獅童くんとこのお稽古にき、終わったら東京から新幹線で浜松に行く。
浜松のお稽古終わり、最終の新幹線で帰宅。テーブルに、あゆみが置いてある。ま、こんなもんだろ、だいたい「よくできました・だいたいよい・がんばろう」という評価は好きじゃない。そんなこと思っていると、娘が来て、
「パパ、あゆみにさ、がんばろうが一つあったのに気が付いた?」
「うん、理科だろ。がんばれよ」
「うん。パパ、終わったよ。四年生が」
「ああ、来月から五年生か。だんだん年とってくな」
「成長してるって言ってよ」
「あはは、明日一緒に、横浜に行くか? 伝の会だけど」
「何時?」
九時くらいにでるかな。行くか?」
「ううん、ゆっくり寝るよ」
「ああ、そうしなよ」
やっぱり年とってきた感じやな。

3月23日(金) 伝の会ミニライヴ 横浜 高島屋
こっち方面よく来るなぁ、最近。湘南新宿ラインとお友達だぞ。
新星堂横浜ジョイナス店は、邦楽が充実している。歌舞伎関係や落語関係も。伝の会のCDもたくさん売ってくださっている。そんな新星堂横浜ジョイナス店が入っている高島屋の特設ステージで伝の会のミニライヴを2回やりました。まぁ、お客様はたくさんいるのですねぇ。昼のデパートだから、あんまりいないのかと思ったのに。たのしかった。
今日は、妻の帰宅が遅いので、娘が一人で留守番している。急いで帰るといない。携帯に電話してもでない。な、なんだっ?! どうした? 妻にも連絡。すると、妻と娘からほぼ同時に「プールですよ」とメールが。あっ、スイミングスクールか。ホッとする。元気にお腹減らして娘は帰ってきた。
テ「お腹減ったろ」
娘「ペコペコだよ」
テ「なに食べる?」
娘「ママ、遅いの?」
テ「うん」
娘「やきにく」
テ「焼肉は、今度、みんなで行こうよ」
娘「そのときはそのときで、今日も焼肉で」
やっぱ、肉食だなぁ、娘。

3月24日(土)
明日、師匠主催のお浚い会があるのです。ウチのお弟子さんやら娘やらも出演させていただくことになっています。今日は、その下ざらい。リハーサルですね。赤坂会館でやってきました。明日の本番は三越劇場です。そうなのです、例の「木賊刈」も弾くのです。今日、下ざらいやってきました。ま、ま、ま、なんとか。

3月25日(日) 親遊会
鉄十郎師匠の、お浚い会。大雨。出演者もご来場くださる方もタイヘンだなぁと思う。
十二時開演。僕のお弟子さんも五人参加。久しぶりに獅童くんにも会う。昨日も会ったけど。あと、小山さん。「料亭 青柳」の小山さん。久しぶり。
さて、僕はといえば、「木賊刈」。すみました。
ま、師匠の新たな旅立ちとでもいいましょうか、この世界で五十年やってきて、病気もして、元気なるぞとの意気込みの曲でしたが。とにかく済みました。
今回、鉄六のお弟子さんが出演してくれた。僕の孫弟子ですな。うれしいことです。

3月26日(月) 神奈川 伝の会&あんみ通
神奈川県民ホールに集合。僕が最後の登場人物だった。邦さんもあんみ通(津軽三味線の女性二人のユニット)も揃っている。あんみ通とは半年ぶりか。妹たちと会う感覚である。現に妹分なのだが・・・・ま、僕はそう思っているのだが。伝の会の一回り下の世代。だんだんスゴクなってきている。キャラは相変わらずだが。
「長唄三味線と津軽三味線を子供たちに体験させてしまおう」という、なかなかの企画。スゴイっす、細棹三味線と太棹三味線でっせ。三味線と言っても、まーーーーったく違う楽器。構えからバチから奏法まで、これでもかというくらい違う。子供たちは頭こんがらがんないで家に帰ったかなぁ。

3月26日(月) 宇太(雄猫)言
宇「アッ、ゴシュジン」
テ「お、そこにいたのか」
宇「ニャ」
テ「寒くないか?」
宇「サムイ?」
テ「もうこんな時間だぞ」
宇「コンナ」
テ「なんで玄関にいるの?」
宇「ダッテ・・・」
テ「稽古日だから?」
宇「ニャ」
テ「ああ、そうか・・・もう、お稽古は終わったんだよ」
宇「オワッタ」
テ「うん、もう誰も来ないよ」
宇「ニャ」
テ「そうだよ、だから上にお行きなさいな、寒いだろ?」
宇「ダイジョブ」
テ「お弟子さんたちに頭撫でてもらいたいんだろ?」
宇「ニヤッ」
テ「ニコニコすんなよ、アハハハ・・・ったく、しょうがないなぁ」
宇「ニャ」
テ「また、明日だよ」
宇「アシタ?」
テ「うん、昼間になったら・・・・あ、明るくなったらだよ。いまは、外が暗いだろ。明るくなったら人がくるかもよ」
宇「ヒル?」
テ「うん・・・まぁ、夜もお弟子さんくるけどさ」
宇「ニヤッ」
テ「いやいや、今は、今日はもう来ないよ。だからさ、上へ、階段のぼってさ、二階に行きなよ、あったかいから」
宇「ニャ」
テ「おお、わかってくれたか」
宇「ニャ」
テ「あ、それから、朝、起こしてくれなくてもいいぞ」
宇「ン?」
テ「いや、うれしいけどさ。お前、目覚ましなるまで、ドアの外で待ってて、鳴ったら入ってきてるんだろ?」
宇「ニャ」
テ「部屋の外で待ってると寒いだろ?」
宇「ダイジョブ」
テ「・・・、ま、いいか、ダイジョブなら・・・さ、二階に行こう」
宇「ニャ」
テ「あ、宇太っ!」
宇「ニャ」
テ「・・・・・アリガトな・・・・おやすみ」

3月28日(水)
朝、大塚へ。帰りに、歯医者をすっぽかしている事実を電話で知る。家に帰って、歯医者に行き、銀座へ。用をすませて帰宅。娘と遊んでるうちに妻が帰宅。三人でラーメン食べにいき、帰宅。支度して、また、でかける。何度出かけたら気が済むのだ、アタシは。
さすがに、こう、やたらと電車に乗ってると疲れる。新宿に行き、邦さんと落ち合い、(柳家)喬太郎さんと落ち合い、三人で打ち合わせ。もちろん、4/12の「べらぼうにぶらぼう」の。飲みながら、アイデア出す、だんだん固まってきた。一回目の打ち合わせはこんなとこかな、で、お開き。帰宅。
なんか、電車に乗ってばっかの一日だった。明日は新幹線か。

3月29日(木) 京都 伝の会
新幹線の中で邦さんと会う。京都駅でスタッフと落ち合う。タクシー乗って法然院へ。ほほぉ、「哲学の道」ってんですね、知ってたような知らなかったような・・・・。歩いて見たいですねぇ。僕が思ってた方角ではなかった、やっぱ、アタシャ方向音痴。
ステキなとこです、法然院。お庭を見る時間がなかったのが残念です。今回の伝の会は長唄入り。勝彦くんに来てもらっています。邦さんの三味線で、「うつぼ猿」を唄ってもらいます。僕は上調子。広い和室に集まってくださったお客様たち。良い空間ができあがりました。ライヴは楽しかったです。「うつぼ猿」も良かった。やっぱ、長唄は良い。

3月30日(金) 伝の会 静岡サールナートホール
デンキチの電話で目が覚めた。
出発の時間だった。
昨夜は三時すぎにホテルに帰ってきたような・・・。ボーっとしながら、支度して、みんなと合流。食事して新幹線に乗る。静岡行くまでに、事務仕事。
サールナートと聞くと、仏教系のホールかな?と思いきや、やはりそうでした。お寺さんが持っているホール。
おもしろい。
京都も静岡もお寺さん。そっか、今回はお寺さんツアーだったのか。ステキなホールですわ。250人くらいの客席かなぁ。
今日の長唄は「吉原雀」僕の三味線で勝彦くんに唄っていただきました。勝彦くんも、このホール、ものすごく気に入ってた。そうなの、良いのです。そして、もちろん、良いお客様だったから。終演後、最終の新幹線までのわずかな時間に打ち上げ。新幹線の中での邦さんと僕は、明日の銀座ワインバーのネタを考えるのでありました。

3月31日(土) 伝の会 銀座ワインバー
京都・静岡・銀座と、三日間のライヴも今夜でおしまい。さーて、なに弾こうかな?っと、昨夜の新幹線の中で、邦さんと話し合い、一応、心積もりをして、銀座ワインバーへ。ここでのライヴは何回目?4回目くらいだそうだ。いつも満席になります。今回も随分たくさんのお客様をお断りしなければなりませんでした・・・・なんで、ここは、よく、入るのだろ?ワインと伝の会って、良い相性なのかしらん・・・・・。行ってやろうと思ってくださった方々、申し訳ありませんでした。
さて、ライヴの前に一仕事。事務所のYと邦さんと僕とで、CD用の写真のチェックです。とにかくYの写真がお気に入りの伝の会にとっちゃあ、楽しい時間です。膨大な写真を一枚一枚パソコンでみちゃあ、キャッキャ言ってます・・・・仕事じゃないやん。
ライヴはと言いますと、いろんなことしました。邦さんも僕も唄ったりしました・・・内緒で。後半は、お客様を間に挟むように離れて弾きました。たっぷりと。スゴク良いお客様でした。終演後、ワイン飲んで酔っちゃいました。

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