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鉄九郎の青?裸々な日常 第17号


1999年12月27日〜2000年1月12日

27日(月)
お稽古日。

28日(火)
お稽古日。新宿「えぞ菊」でミソラーメン。

29日(水)
和佐次朗師の祥月命日。大井町の師の自宅へ行く。もう一年たったんだ。

30日(木)
今年最後のお稽古日。いやー、なんか今年後半はよくお稽古(お弟子さんの)したなあー。

31日(金)
光が丘のIMA(西武・ダイエー)で買いだし。夜、年越しそばを食べた後に我が家の大掃除がなんとなく始まった。し始めると楽しくなり、紅白歌合戦が始まっても、ゆく年くる年が始まっても掃除は続き、ついに2000年を雑巾を持った姿でむかえた。2000年問題で大晦日から会社泊まりがけで待機していた多くの方おつかれさまでした。大事故は起きなくて良かった良かった。


2000年1月1日(土) 庚辰初春。
例年だと前進座南座公演のため2日から京都に行くので、あわただしい年末年始を過ごす。今年はずっと東京にいられるので、なんとなくのんびりと年末を過ごし、年が明けた。ややや、今年前厄だ。あー、今年から三年かー。三年前邦さんが前厄を迎えたときより「伝の会」は六年間の厄年に突入した。後半の三年、心してかかりませう。松永流家元・松永忠五郎師匠宅へ年始のごあいさつへ。

2日(日)
初詣の後、母の姉のお宅へ。

3日(月)
お弟子さん数人が我が家へ来て鍋パーティをする。

5日(水)
下ざらい。8:00a.m.新橋演舞場に伊三郎さんを迎えに行き、月島区民センターへ。

6日(木)
お稽古日。

7日(金)
お稽古日。夜、ヒロキの稽古場へ。12日にNHK−FMで勧進帳の録音があり、その下ざらい。

10日(祝)
ハッピーマンデーということで、成人式が今日になった。ということを全然しらなくて、お弟子さんに「成人の日は何日ですか?」と聞かれ、「あのな、おっちゃんをなめちゃいかんぞ、いいか良く聞けよ、むかーしから成人の日というのは、1月15日と相場は決まってるんじゃーかーっ」という恥ずかしいやり取りがあった。

11日(火)
父の誕生日。昭和五年生まれの父は、見かけは若いが今年で70歳になった。難病だった僕の母を会社をやめて看病し、母の亡き後、年老いた祖母を最後まで見とった。家事は全てこなし、一人で立派に暮らしている。娘をあずけると朝から晩まで遊んでくれ、食事もキッチリ与えてくれる。父の家が僕のお稽古場になっているので、僕のおやつまで作ってくれる。こんな父親はすごいと思う。陽気なのでお弟子さんたちにも人気が高い。昨年暮れの「練の会」のときは、長唄の会には最後までいたことのない父が(NTT出身)、最初から終演までお弟子さんたちの演奏を見守っていた。
 誕生日の今日、娘の希望で一家で焼き肉を食べに言った。「ハッピバースデー、ジージー・・」とたどたどしく歌う孫の顔を見て父は「今日のビールは特にウマイ」と言っていた。

12日(水)
寒い朝、10:00a.m.に起きて子供と遊んでいると、窓の外には雪がチラホラと。ゲッ、えらいこっちゃ、これから自動車で出掛けるのに、大雪になったら、渋滞になったら、事故が多発したら・・・あーっどうしよう・・・まっ、とにかく出掛けようか。
 意外に道路はすいていて、こりゃちょっと寄り道しようかいなと思い、国立劇場へ。今月は獅童くんが「鳴神」の白雲坊で出演してるので、顔見にいったろ。チラッと寄ったつもりが、思いがけずにいろいろな人(同業者や舞踊家のかたたち)に出会って楽しかった。みんな働いているのだなー、などと呑気なことを思いながら、NHKへむかう。
 ハテ、何番スタジオだったかな?と考えながらNHKの駐車場に着いたら、係のおじさんが、「あっ、何か配送ですか?」と言いやがった。すんませんね、どうせ僕の車はワンボックスの軽自動車ですよ。まさか、出演者はメルセデスとかベンベでこなきゃいけないわけじゃないっしょー。だめだよ、車で人を判断しちゃ。まっ、悪気はないのでしょうがね。結構僕はこういうことを言われるのを楽しんでいます。この間もどっかの会館の責任者の人が、僕にやけにきつくあたるので、「あいやー、キツイ人やなー」と思っていたところ、何かの拍子に「えっ、こちらの方が鉄九郎さん?」「あっ、はいそうですが」「あっ、そうでしたか、いやその、黒い洋服着てらっしゃるから、本日はどうぞよろしくお願いします。いやっ、舞台なんですがね、先生」“先生”ってアンタ。それに、黒い洋服着てるとなんなのさ。出演者じゃなくて舞台関係者と間違いたのだろうか?してみると窪田や高久たちは僕らの見えないところで嫌な思いをしてるんだなとつくづく思った。
 師匠とシン(新右衛門)さんの「勧進帳」で上調子を弾か せてもらった。1月29日NHK−FMで放送する。


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