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鉄九郎の青?裸々な日常 第23号


2000年5月1日〜15日

5月1日(月)
 お稽古日。マンダラで使うため音源を探しにレンタルビデオ屋へ。

2日(火)
 大泉学園のLIVINに行く。

3日(水)
 マンダラ、マンダラー、久々のマンダラー、一年ぶりのマンダラだぜー。以前は年二回のペースでやっていたのに。
 2:00p.m.南青山マンダラに到着。ゲストの川島佑介さんも来て、大太鼓のリハと締太鼓と三味線のセッション「時代」のリハ(伝の会でよくやる「世話・時代」の後半部分)。そうこうしているうちに、みやざきみえこちゃんがやって来た。ようよう。
 実は「平成邦楽レボリューションvol.2」と銘打ったこの五日間のライヴの初日が伝の会なので、他日の出演者もにぎやかしに来てくれるという昨年とおんなじ企画なのです。僕らの方もただみんなを紹介してトークでからむだけではつまらないし(と思った)、出演者の方々をより引き立たせたいし(と思った)、はたまたお客様に対してもできる限るのサービスをと(だからそう思ったの)考えに考え抜いた方法として、邦寿と鉄九郎の紋付袴姿という正装よりもちょこっとカジュアルなカッコが良いのではと思いまして、「医者と看護婦」のカッコでみなさんをご紹介しましょっ、ということになりました。制作の小野木さんに「医者と看護婦で紹介するから」といったら「えっ、えっ、な、なんですか?い、医者とカンゴフー、なんですかそりゃっ、マンダラの話ですよ、ちょんまげライヴじゃないんですよ。鉄九郎さんっ、しっかりしてくださいよ」「大丈夫だってー」「大丈夫じゃないですよっ、そりゃおもしろいだろうけど、今回プレスの方も多いし、マスコミの方も・・」とたじたじしていたが、邦さんの「いやっ、こういうことに真っ向から挑戦してこそ、自分たちのお客様じゃない人達の前に出て来る、他日の出演者たちの緊張もほぐれるし、第一お客様に喜んでもらえるんだよ。」という、わけのわからない説明でなんとか納得(あきらめ)した模様だった。さて紋付袴姿からいつ医者と看護婦に早変わりをするか。一人目の人を紹介している途中に早変わりをしたいのだ。適任者はたった一人、みやざきみえこちゃんをおいて他はない。とにかく彼女には「知らせず」に早変わりをしようと心に決めた我々であったのです。白衣、看護婦の衣装、小道具探しと、我々の個人ブレーンたちがこの日に向けて密かに行動をしていたのでした(大げさ)。とにかく段取りだけみやざきみえこちゃんに説明して、「はいっ、サウンドチェックしといてねー(すっごく冷たい)」と邦さんと楽屋に行って、「音楽の友」の取材をうける。
 7:00p.m.「今昔廓一字」で厳か(?)に開演。みやざきみえこさんを丁寧にご紹介し(?)、お琴を一曲弾いているうちに早変わりに入る。曲が終わると「キャンディキャンディ」のテーマ曲が流れる。「医者と看護婦」の企画を考えたとき「どんなにお客が引こうと、やりつづけような」と誓いあった「ナース邦寿」の登場である。「わーっ」「キャー」・・・うんうんなんとか受けているようだ。続いて「ER」の曲が流れる。「おねがいします」のスタッフの声。「よっしゃ」と気合を入れて舞台へ向かう僕。いったい俺は何物なんだ?声を出さずに大受けするみやざきみえこちゃんをイジリながら尺八の藤原道山くんを紹介(二人でEAST CURRENT)。いいねぇ、キラキラしてるよ、この二人は。続いて琵琶の坂田美子さん。薩摩琵琶、良いですねー、聴かせますねー。最後は地唄ボンバー(池上眞吾くん・岡村慎太郎くん・梅辻理恵さん)のお三人。尺八の清野勝樹さんと朗読をして下さる峰陽子さんもいらっしゃっていただき盛り上がる。
 一部終了して楽屋にもどると「くやしーなー」と川島さんが言っていた。「医者と看護婦」のカッコみて、悔しがる川島さんって・・・。「あれっ、俺たちの紋付袴は?」「あっ、畳んでふろしきに入れてあります」「えっ、こりゃっしまってあるじゃねーか」「はい、もう着ないっていうから」「こらこら、医者と看護婦姿でまじめに三味線弾くと思ったのー。まあそれもいいか」「そうだな、お客さんも見慣れたろうし」「僕も平気だよ(川島談)」「キャハハハそうしよ、そうしよっ」「こ、困りますっ、紋付に着替えてくださーいー(小野木談)」二部は「大太鼓いろいろ」をやり、25分にも及ぶたった三人の「時代」を演奏する。もうクタクタ。三味線ってイイナー、太鼓ってイイナー。川島さんサイコー。
 最後に遊びに来てくれていた中村獅童くんに舞台に上がってもらい花を添えてもらった。おつかれさまー。なんかスッゴク疲れた。そりゃそうだわな。打ち上げ言っても口が聞けないくらい。そういえば、ライヴが終わってみやざきみえこちゃんが、「いったい、伝の会ってナニッ?」と言っていた。

4日(木) 
9:00a.m.7日の弥佑くんの結婚式の打ち合わせのため、永福町で弥佑くん、トモちゃん(高橋智久)、邦さんと会う。11:00a.m.から獅童くん宅のお稽古日。昨日はありがとうと獅童くんに言ったら「くやしいですよー、僕も全身タイツ持ってけば良かった」と言っていた。「医者と看護婦」のカッコみて、悔しがる獅童くんって・・・。夕方帰宅。7:00p.m.から稽古場でお稽古。はあ、いそがし。

5日(金) 
12日から恒例の「国立劇場前進座公演」が始まる。初日を迎えるまでに「つけたて」「総ざらい」「舞台稽古」と三回のお稽古がある。今日は「つけたて」。三味線は邦さんを筆頭に僕、勝利(塚原)くん、佐助くん、雄太郎(長坂)くん、弓彦(浅吉)くん。唄方はタカ(佐之隆)さんを筆頭に、カオル(佐近)さん、ショュウゴ(六昶「ご」は人扁に吾)さん、アオ(五功次)くんら。こないだこのようなメンバーで巡業をしたばかりだが、久々に会う感があり、なつかしさを覚える。前進座劇場に来るのも久々だ。

6日(土) 
21日の佐英治さんのお仕事の下ざらいのため青梅市民会館へ。

7日(日) 
弥佑くんの結婚式のため東京会館へ。邦さんとトモちゃんと三人で司会をやることになっている。「うちうちの結婚式だから・・・」ということで気軽に引き受けたら、出席者250人以上という。「ゲッ、そ、そりゃあ、大々的な結婚式っていうんだよ」流石、杵家弥七師匠一派、規模が違う。司会の僕らも楽しんで出来、なごやかな結婚式だった。お幸せに。

8日(月) 
髪切りに表参道の「fwd」へ。急いで帰って前進座へ。今日は「総ざらい」。

9日(火) 
10:00a.m.新しくできた国立劇場近くのホテル「グランドアーク半蔵門」へ 。立川志の輔師匠と邦楽ジャーナルの鼎談のため。遅刻しそうになって麹町駅から走る。話が弾んで弾んで終わったのが、11:20a.m.になろうとしていた。再び麹町駅まで走る。12:00p.m.からお稽古なのだ。営団赤塚からお稽古場まで走って2分。なんとかお弟子さんを待たせずにすんだ。すんだは良いが、目の前が真っ白だ、心臓はバクバク言ってる。対談のときのアイスコーヒー二杯とたばこの吸い過ぎで気持ちが悪い。気が付けば朝食もとっていなかった。ウエーッ、ヤーな気持ちだぁ。お稽古してるうちに何とか回復。10:00p.m.無事終了。はやく寝よぉ。
6/20の平成邦楽亭を前にさる5/9雑誌の取材で立川志の輔さんと伝の会による鼎談が行われました。この鼎談は月刊「邦楽ジャーナル」6月号に掲載予定です。
さらにこの雑誌取材の様子を、志の輔さんを追っている富山県のテレビ局(チューリップテレビ)が取材し、6/1(木)19:00-20:00 放映予定(富山県内) 番組名「富山とびきり木曜日」


10日(水) 
大阪の松永会でやる「助六」の稽古。

11日(木) 
前進座五月国立劇場特別公演の舞台稽古。

12日(金) 
初日ー。演目は「五大力恋緘(ごだいりきこいのふうじめ)」「うかれ坊主」「一本刀土俵入」。長唄さんが関係してるのは「五大力恋緘」。「五大力」というと一昨年コクーン歌舞伎でやった「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」を思い出す。昼夜公演。8:00p.m.すぎ、ヒロキ(忠次郎)の稽古場で「助六」を合わせる。弾けば弾くほどむづかしい。

13日(土) 二日目ー。

14日(日) 
三日目ー(もういいか)。7:00p.m.すぎに楽屋を出て「麹町駅」に向かって歩いていたら、空にはヘリコプターがいっぱい飛んでいて(小渕前首相が亡くなった)、雷はピカーッドカーンと派手にやってるし、人は歩いてないしで、なんかアクション映画の中に飛び込んじゃったみたいだった。

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