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鉄九郎の青?裸々な日常 第56号


2001年8月22日〜31日

「魚屋宗五郎」千秋楽

8月22日(水) 姫路市文化センター
本日から前進座「魚屋宗五郎」の後半の巡業が始まります。姫路に行くのです。東京からみんなは移動するのですが、台風が静岡あたりでうろうろしているので、大事をとって多くの関係者は昨日姫路入りしたそうです。 僕は京都でうろうろしていたので今日姫路入りします。新幹線のダイヤはまだ乱れていて、なかなか楽しい移動だった。新幹線の指定席とかなくなっちゃうんですな。グリーン車以外は全部自由席。へーっと思いましたわ。

8月23日(木) 姫路市文化センター
「マクドナルド」のことを皆さんはなんと言いますか?「マック」「マクド」。「はーげんだっつ」は?「はげん」「はげだ(こりゃないな)」。どう略すかで年代がわかったりしますな。
「ひめじ」ってなんかの言葉を略したみたいに聞こえるのは私だけでしょうか。んで、考えてみたんだけど新曲で大曲を弾いたあとに「ひざがいてーなぁ、目がつかれたなー、じっとしとこ」・・・シーン

8月24日(金) やまと郡山城ホール
奈良駅のちょっと手前の新大宮に来ました。平城宮のとこですな。都だったんだなぁ。電車から見えたよ。ホテルの名前が「葉風泰夢(ハーフタイム)」。「珍しい名前だよね。ビジネスホテルじゃないみたいだな」と邦さんに言ったら、ちょっと歩いたところに「すしやのとなり」と言うラブホテルがあるぞ」と言っていた。駅前には「スーパーホテル」というつけそうでつけないような名前のビジネスホテルがある。なんか楽しいところだ。

8月25日(土) やまと郡山城ホール
邦さんが毎日歩いてる。1万歩以上。すごいね、お江戸日本橋亭に来られた方はご覧になったと思うが、もう真っ黒。奈良に来てからもちゃんと歩いているようだ。「アツシも20分くらいは早足で歩くといいぞ」と言うので、今朝カンカン照りの中20分くらい早足で歩いてみた。
いやー、気持ちいいもんですなぁ、あせびっしょりだけど、おなかも減ってきますわなぁ、帰りにちょうど「天下一品」発見。ラーメンたべよっと。うんと歩いたからこてこてラーメンにしいよっと、おお、店内は冷房きついぞー。汗びっしょりがどんどんつめたくなる。・・・・なんか非常に体に悪いことしていることに気が付いた。

8月26日(日) 和歌山市民会館
奈良から和歌山へ移動です。いつもなら誰かのお尻にくっついてニューっと移動しているのですが、なにを思ったのか単独で移動してみました。なかなかスリルのある「旅」でした。難波にでて南海にのれば和歌山に着く。「奈良・大阪・和歌山」の位置関係が今更ながらわかったようです。やっぱり苦労(?)しなきゃいけませんね。
もう感覚的には飛行機のトランジットとおんなじですわ。だって駅行ったって、どっちがどっちなんだか、げにまっことみごとにわからんのです。しかも、快速がいいのか急行がいいのか、どっちが早く着くのかすらわからない。もう考えるのはやめました。駅についたらとにかく駅員さんに聞くことにしました。
聞いてみたら駅員さんのやさしいことったらない。「○○にいくんやったら××線です。あっ、ちょっと急いでくださいね」と足腰のことまで気にしてくれる。いやあ一回聞いたらあとは和歌山につくまで聞きっぱなし。みんなやさしいですわ。いや、当たり前と言えばそうなんだろうけど、言葉が通じるんだからね、どんどん聞くべきですね。・・・てな話を楽屋でしたら、大阪から来ているお囃子さんが、東京に来て、ちょっと道を聞こうと思って、声をかけようとするとみんな手を振って行ってしまうという体験を話てくれた。まあ駅員さんと一般人という違いはあっても、東京って言うのはそんな感じのイメージあるわなぁたしかに。

8月27日(月)
 巡業というのは毎日のようにいろいろな土地に移動して公演をする。いろいろな土地に行けるのはとても楽しいし、わくわくする。スタッフは忙しい。移動したらそのまま会場に行き仕込みをはじめなければならない。ぼくたち邦楽チームは移動するとホテルにチェックインして夕方会場に出掛けるというスタイルだ。午前中に移動するときなど、かなりの自由時間かある。そんな時間を利用しておのおの観光名所へ行ったりしている。僕はもっぱら近所をぶらぶらする程度だ。以前はそれもしなかった。ホテル入ったらシャワー浴びて昼寝してた。最近はぶらっとしますよ。マーキングみたいにね。

8月28日(火) 和歌山市民会館
「もしもしぃ」
「おう、家か」
「うん」
「家はどうですか」
「楽しいー」
「そっかよかったなぁ」
「あのねぇ」
「おっ?」
「じつはねぇ」
「んっ?」
「いまねぇ」
「うん」
「なんとねぇ」
「ほうほう」
「あのねぇ」
「はいはい」
「いっぱいねぇ」
「ふむふむ」
「ひとりでねぇ」
「よおー」
「たくさんねぇ」
「へえへえ」
「なんとなんと」
「ほいほい」
「つくってんのよぉ」
「ガクっ、なんやねんっ」
「おつまみぃ」
「えっ?」
「おつまみをねぇ、つくってんのよお」
「ほーほーすごいねー」
「おいしいのよー」
「へえ」
「まだたべてないけろ」
「うっ」
「だってつくってんだからしゃー」
「あっそりゃそうだね」
「たこやきとかしゃー」
「えっ?」
「そういうものおしゃー」
「あっ、おつまみの話しかいっ」
「ぱぱのぶんもしゃ、つくっといてあげるからしゃー」
「ああそうかいそうかい、うれしいね、あと何日かで帰ってくる僕のためにもとっておいてくれんのかい」
「ちゃんととっておいてあげるよー、おつまみけいみたいなもの」
「おつまみ系?、ま、ありがとうよ、娘」
「むしゅめって、なんでやねんっ」
「いやっ、おまえのことや、けど僕が帰るまでにだめになっちゃうでしょ」
「しょれがだめになんないのよっ」
「えっ?」
「だっておもちゃでつくってんだもーーーんっ、ひゃっひゃっひゃっ」
「おもちゃかいっ、ま、まありがとうよっ」
「ひゃっひゃっ、ごめんなくさい」
「がくっ」
「ごめんやっしおくれやっしごめんやっしゃー」
「がくっ」
「いまねぇ、たこやきをふたつおさらにのっけたとこぉ」
「あっそうかい」
「ななつのうちのふたつだよぉ」
「おっ、そうかい」
「しゅごくおいしいよぉ」
「ああ、おまえがつくったんだからおいしいだろうよ」
「へへっ、じぶんでおいしいっていっちゃった、ひゃひゃひゃ」
「楽しみにしてるよ」
「でもおもちゃだからね、でもたべられるよきっと」
「きっと?」
「のん・・・いましゃあうんっていおうとおもってのんっていっちゃったぁ、じぁねばいばい」
「おうっ、またな」
「くちぶえふいてましぇんよぴゅー」ツーツーツー・・・
ようしゃべるようになったなぁ・・

8月29日(水) 粉河ふるさとセンター

8月30日(木) 阪南市文化センターサラダホール
今日は岸和田に来ました。岸和田と言えば「だんじり」ですな。ま、その前に岸和田と聞くとナインティーナインの映画を思い出しますな。なんか映画で見たあこがれの土地だな。ブラっと南に歩くと港がある。モールがあって洒落ている。SEGAみっけー。ここのゲームセンターがなかなかやってくれた。UFOキャッチャーなどが取りやすい。こういう優良店をみつけるとうれしいもんですな。

8月31日(金) 貝塚市市民文化会館コスモスシアター
楽屋入り。えーっと、「千秋楽おめでとうございまーす」・・・いい言葉ですな。今、一番好きな言葉やね。今度はしばらく「魚屋宗五郎」弾かないかなぁ、などと考えながら一つ一つの合方弾いて、片肌脱いで花道を宗五郎が引っ込む。そりゃ大変だと、おはまがあとを追うよう(追ってんだけど)に花道を引っ込む。キがなる。定敷幕がひかれる。「おつかれさまでしたー」「ありがとうございましたー」いい言葉ですなぁぁ。今はこの言葉が一番好きやー。
振り返れば7月2日からはじまったんだよなぁ。これから夏を迎えようとした頃から、暑さの中にもほのかに秋を感じさせる季節まで、事故がなく無事に仕事をさせていただいたことが何よりですな。シャワー浴びて邦さんと飲みに出かける。30分したころ、すでに酔っている自分に気がついた。

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