前へ 伝の会TOP 次へ 戻る

鉄九郎の青?裸々な日常 第88号


2003年2月1日〜28日

三日連続お江戸日本橋亭ライヴ



2月1日(土) 名古屋
久しぶりの名古屋でございます。味噌煮込みうどん食べたいです。鳥鍋も食べたいです。芝居で長逗留するときも飽きずにいられる所です。なんだか落ち着ける所なんですね。  

2月2日(日) 平成三味線三昧 長唄vs義太夫 伝の会&田中悠美子
「伝の会と義太夫三味線・田中悠美子が名古屋に見参! 三味線に興味のある方もない方もみ〜んなまとめて三味線の世界に誘います。」とうたっていますね。久しぶりに悠美子さんとジョイントです。ほんっと久しぶりだなぁ。いつ以来かわかんないくらい。ジョイントの部分を作り上げていくにも「前は どうやったっけ?」と3人の頭が真っ白になるくらい。スタッフは「大丈夫なんだろか?」と首をかしげていらしたようで・・・。
中村文化小劇場というところが、実に感じのいい会場です。このジョイントライヴにピッタリな感じですわ。第一部、伝の会のいつもの40分〜50分ライヴ。第二部、悠美子さんライヴ。舞台袖でみていたんですが、なかなかのものです。さすがです。「良い」です。第三部、ジョイントです。アガッチとかとのジョイントだと立ちでやってるんですが、三人が山台に座ってのジョイントもなかなか盛り上がりました。スタッフもびっくりですね。また来られるといいなぁ。

2月3日(月)
昨夜は遅くまで飲みました。これが大事ですな。いろんなアイデアが生まれたりするものですから。

2月4日(火)
明後日からの「お江戸日本橋亭ライヴ」の長唄のリハーサルです。僕の中で「たぬき」をどうやったらいいかが決まらないまま今日になってしまいました。勝彦くんも僕もまだ定まらない部分がいくつかあります。「未開」という感じもします。「どうなっちゃうんだろ?」とかもあります。一緒に今日作ってみました。とにかく明後日「勝負」という感じです。

2月5日(水)
明日はライヴだなぁ。はっきり言ってしまうと「たぬき」の腹鼓の合方をどうしようかとまだ悩んでいるのです。わーっはっきり言うてしもーた。いろんな手があって組み合わせとか考えてるんだけど・・・・。ど・し・よ・か・なーーーー。

2月6日(木) 伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
なんだか久しぶりにこの間近な空間で長唄をやるのに緊張の昼の部。「越後獅子」「賤機帯」。ぐっとくだけた夜の部。なにかが吹っ切れ良い舞台だった「賤機帯」。「たぬき」は初演ですっごくプレッシャーかかったけどいい具合にできあがりました。新内の時の勝彦くんの仕込みのセリフ。太郎ちゃんの黒みすでの締太鼓。聞いてなかったのでビックリですわ。微笑んでしまいましたわ。そして三七郎くんの犬の遠吠えに、わたくし不覚にも弾きながら思いっきり笑ってしまいました。ほんとに喜ばしてくれる仲間たちだわい。

2月7日(金) 伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
邦さんの「越後獅子」です。お互いにひとつの曲で交代でタテ三味線をやるのはなかなか大変なことですわ。替手を弾くタテ三味線、本手を弾くワキ三味線なんですが、今自分が弾いている手は本手なのだろうか替手なのだろうかとフッと不安になるんです。いやーな汗をいっぱいかきました。
「たぬき」の勝彦さんは今日も面白かったなぁ。特別にオープニングに久々に「鬼バチ」をやりました。昼夜の間におそばを食べてちょこっと昼寝をします。夜の部の「越後獅子」は僕のタテ三味線だわ。えーっと、と思いながらですわ、ハハハ。「賤機帯」は良い感じでしたなぁ、太郎ちゃん(=杵屋巳津也)絶好調ですなぁ。
最後の「おまけ合方集」には雪をテーマにした合方集をやっているのですが、今夜は突然お客さまが「大勝負」の時にやったやつが聞きたいとリクエストされたのです。「世話・時代」というのですが、あれをやるには25分かかるので最後の所だけやりました。気軽に客席から話かけてくれるとうれしいものです。
終演後、邦さんと飲みに行く。昨日も飲んで今夜も飲みに。明日も行くのだろうなぁ。行くよなぁそりゃあ。

2月8日(土) 伝の会本公演 お江戸日本橋亭ライヴ
昨日は電車で来ていたので安心して飲んでしまい、すっかり二日酔いです。頭痛いわぁ。「二日酔いするほど飲むなんて」と不謹慎に思われるでしょうが、ビール中ジョッキ二杯なんですよね。安心して飲んじゃうから二日酔いになっちゃうんですなぁ。まぁ軽い二日酔いなのでお昼には治ってしまいます。けっしてお客さまの前に二日酔いの姿などお見せいたしませぬ。
今日は昼夜ともに予約がいっぱいだそうでスタッフが大騒ぎをしております。どうやって席を並べるかとか席順をどうしようかとか大勢の人が狭い会場を走り回っております。ありがたいことでございますなぁ。
さて昼の部、「越後獅子」「たぬき」の二題です。「おまけ合方集」は特別に二つやりました。ワーっ良く弾いたぞー。
さてさて夜の部です。「打ち上げライヴ」と銘打っておりまして、なにをやるかは秘密だったのですが、すでに超満員のお客さまてございます。勝彦さんの独吟で「賤機帯」をやりました。泣けましたなぁ、寂しい物語ですなぁ、改めてそう思いました。さて「たぬき」ですが、勝彦さんは唄わないというのです。御簾に入っていろんなことやりたいというので三七郎くんの独吟となりました。そんなら僕も一人でやってみようかと、一挺一枚の「たぬき」をやらさせてもらいました。また三七郎くんのも良いですなぁ。後半は色々諸々ありまして楽しい時間だったんではと思います。ガクッと疲れましたなぁ。ご来場いただきましたお客さまに心より御礼申し上げます。

2月9日(日)
娘「きのうはあしたになると、『おととい』になるんだよね」
僕「ああ、そうだな」
娘「『ききのう』にはなんないんだよねぇ」
僕「ははは、そうだな」
娘「100ってさぁ、すうじとしてはおおきいすうじだよね」
僕「ああ、そうだな」
娘「でもさぁ、おかねだとちっちゃいよね」
僕「・・・・・」
娘「・・・・・・・」
僕「んっ?ああ、ああなるほどね。うんうん。どういうこと?」
娘「なんだよぅ、ぜんぜんわかってないじゃない」
僕「あ、いや、そのぅ」
娘「1、2、3、4とかのすうじだと100はおおきいでしょ?」
僕「あっそうか!でも100円っていうと安い代名詞ってな感じだもんなぁ。そうだそうだ。うんうん。んまいこと言うねぇ、そういう考え方いいねぇ、ははは、どこの子どもだいっ・・・はははは。わかるわかる。よーくわかるそのとおりだ、がっはははは」
娘「だいめいしってなに?」

2月10日(月) 上石神井小学校
一昨日の疲れがまだまだとれずちょいと弱った感じです。本日は邦さんとこのおぼっちゃまがお通いになっている小学校の六年生に伝の会を観て聴いていただきました。

2月11日(火)
休み。いやぁ久しぶりだなぁ。美容院にやっといけました。お江戸日本橋亭ライヴの前に行きたかったんですが無理でしたなぁ。予定がうまくたたなかったですなぁ。髪形のことはみなさまからいろいろ言われますね。もうそろそろのばしたいのですが、のばしている途中がうっとうしいのですな。

2月12日(水)
お稽古日です。寒いですなぁ。昨日今日とけっこうな寒さです。2月真っ盛りと言う感じですわ。

2月13日(木)
本日もお稽古日ですなぁ。今一番新しいお弟子さんが来月で一年になると言っていた。へーっ、早いものだなぁ。まだ半年かそこいらの感覚なんだけどなぁ。  

2月14日(金)
舞踊会の下ざらい。日刊工業ホールですね。今日は道がこんでました。遅刻するかと思ったくらいに。良い天気ですわ、あたたかそうな。昨日も暖かかったし、このまま春が来ると良いのになぁ。

2月15日(土) 伝の会&上妻宏光 音協ツアー 笠懸野文化ホール
昨年から続いております、アガッチとのジョイントツアーです。邦さん乗せて関越をぶっ飛ばし群馬県は笠懸野文化ホールにやってまいりました。すんばらしいところです、ヨーロッパの会場みたい、和風のオペラ座(?)・・・ま、ボキャブラリーの少ない僕ではうまく説明できませんが。
「15時からサウンドチェックと考えております。二部〜三部〜一部でリハをします。リハが終わったら、伝の会&アガッチで南日本新聞さんの取材を受けます。」という段取りが終わり本番を迎えるのです。
アンコールでやるセッションの曲を変えてみました。もっと長唄三味線と津軽三味線の古典の部分を強調したいとずっと思っていたのです。アガッチにも話してリハで作りあげてみました。なかなか良いと思っています。三挺の三味線で弾いて驚くような迫力は出せるようになってきたので、もうひと工夫したという感じでしょう か。
帰りは一人で関越を丁寧にもどってまいりました。0時30分くらいに帰宅です。

2月16日(日) 日本料理と伝の会 XIV鳴門
4時50分起床。飛行機に乗って徳島へーーー。なかなか冬は徳島に来ることがないので新鮮なのらー。お迎えの車で一路「XIV鳴門」へ。「日本料理と伝の会」と銘打って、原田総料理長美食会&伝の会ライヴという催しをするのです。すっごく素敵な会員制リゾートなのですね。外国のような別世界のような所ですわ。昼夜と二回公演をしておいしいお料理をいただきました。ときわさん(=松永和佐比路)ご一行もいらっしゃり幸せなひとときでございました。みなさんがお帰りになったあと僕の部屋で邦さんとさらに飲みました。ここんとこ強行軍でね、久々に二人で飲むとなんかホッとしますね。

2月17日(月)
昨夜覚えた阿波弁は「あばさかる」「ちゃかばえる」「いちびる」「ちょうしにのってごぢゃんぽする」です。意味は忘れたような覚えているようなです。目がくさるほど寝てのーんびりお湯に入って帰京いたします。

2月18日(火)
寒いなぁ。ここんとこ暖かかったから、きっとこのまま春が来るぞと思っていたら、昨夜の予報だと今日は雪が降ると言っていた。じょ、じょーだんじゃないよーー。

2月19日(水)
伝の会のマンダラ三ヶ月ライヴのチラシが出来上がってきた。いつもいつも新しいチラシが出来てくるとうれしーのだ。「よーし」という気になるのです。

2月20日(木)
今日は朝7時すぎから三味線と着物を持って電車にのりまくりました。いろいろ行って午後3時には赤坂家元宅へ。
「オマエ車じゃないのかよ、めずらしいなぁ」
「ええ今日は電車で」
5時すぎ長唄協会下ざらいのため国立劇場稽古場へ。久々にたくさんのお友だちに会う。
「アツシ、終わったら乗っけてってよ」
「あ、今日車じゃないんだよー」
「えっ、車じゃないのかぁ、じゃっ飲み行こうよ。おーいアツシ、車じゃないんだってよぉ」
「あっ、これっ、まだ用があんだよー」
小田急線に乗って佐吉師宅へ。
「えっ、あっちゃん車じゃないのー?じゃ、飲んで行きなよぉ」
0時すぎの地下鉄の中。ひゃー、今日も終わったなぁ。久々に三味線と着物持って歩いたなぁ。車って便利だけど贅沢だなぁ。こうやって移動していれば移動時間にいろいろ考えられるものなぁ。

2月21日(金)
消防車がジャンジャン近所に集まってきた。どっか近くで火事なのだろうか?ドキドキしてどの当たりか見に行くが、稽古場の近くではなさそうだ。ホッとする。
「おけいこばのほうじゃなくてよかったね」
「こわいよなぁ」
「じいじもおそらでにげてたかなぁ」

2月22日(土) 劇団文化座 2003初笑い 早春アトリエの会
文化座のアトリエ公演に伝の会をよんでいただく。「結婚の申し込み」という三人芝居、すっげーおもしろかったなぁ。その後が僕らの出番なんだけど、セット替えなしでやらせていただきました。「結婚の申し込み」のセットが茶の間なんですね。真ん中にお膳があって湯飲みとか置いてあるの。そのままのセットで伝の会をやったんです。なかなかいい感じでしたわ。また呼んでくれるといいなぁ。

2月23日(日) 松永懇親会
年に一度の松永流の懇親会です。東京近郊のお名取りさんを中心に毎年この時期に行っています。今年からウチの鉄駒と鉄平も出席することになりました。家元に新名取りとして紹介され、司会をやっている私はドキドキしました。しかも二人に一言ずつ挨拶をさせてもいただきこっちが汗をかきました。ありがたい汗ですな。柳家小りん師匠に一席やっていただいて和やかさを増し、フラッ(?)といらっしゃった(市川)左団次さんで盛り上がりと、楽しい時間でしたわ。

2月24日(月)
雨ー雪ー雨ー雪っぽい雨ー雨っぽい雪ー雨ってな天気でした。
娘を連れて渋谷の美馬皮膚科へ。久々に2人で電車で出かけるものだから喜んじゃってますな。2人でキャッキャいいながら電車乗ってました。

2月25日(火) 立川志の輔独演会
志の輔さんが練馬区文化センターで独演会というのでファン6人+園児2人で行きましたぁ。お稽古日変更してーー、ははは。
いやぁね、、実は客席に座って見させていただくのは初めてなんですよ。志の輔さんとのジョイントライヴの時などはこっそり舞台袖から見てたんですよ、いつも。でね、笑いをこらえながら見るわけですよ、これがきつくてね。でも今日はアータ、ちゃあんとチケット買ってるお客ですからね、思いっきり大声で笑わせていただきました。いやぁ幸せです。泣かせる話のところは思いっきり泣かせていただきした。いやー、良かった良かった、いい夜だったぁ。

2月26日(水)
明日が長唄協会で明後日が左恵さんのおさらい会でと、自主稽古するものがたくさんありまして稽古場にこもって稽古です。その合間にお弟子さんのお稽古ってな感じてす。いやっ、そう書くとお弟子さんの稽古をテキトーにやってそうですがそうではないのです、念のため。

2月27日(木) 長唄協会演奏会
家から国立劇場までの16キロが朝のラッシュ時には2時間近くかかる。10時ちょい前に楽屋入り。「四季山姥」を浚うためだ。浚って本番やって、しばらく間があって「八犬伝」を浚って本番をやる。
クターッとなって帰宅。
娘「コイケーコすきなんだよね、あたし」
僕「えっ?だれ?」
娘「コイケーコ」
僕「なんかの名前か?」
娘「おっぱいが・・」
僕「ああ、コイケエイコだよ」
娘「えっ?コイケエイコつていうの?」
僕「うん」
娘「へーーっ」
僕娘・・・・・・・・
僕「おいっ、なんで小池栄子が好きなんだよー」

2月28日(金) 国立劇場 日本舞踊「秀扇会」 (七々扇)左恵さんとお母様(=七々扇ヒデ花師)の会ですね。邦さんが長唄の責任者で僕も弾かせていただきました。今朝は意外に道がすいてましたわ。そのかわり夜が混んだ混んだ。工事やってたり検問やっていたりとすざまじいですな。疲れるわね、途中で車止めて仮眠をとったほどです。よく車内で寝るんです。枕とタオルケットをつんどきたいくらいですわ。


前へ 伝の会TOP 次へ 戻る